英語を身に付けたいけど、何から始めたらいいかわからない。
このようにビジネス英語を学びたいけど、「何から勉強を始めたらいいかわからない」と悩んでいる人は多いはず。
そこでこの記事では以下について解説していきます。
本記事からわかること
- ビジネス英語の勉強を始める前にまずやるべきこと
- ビジネス英語レベルの習得のための勉強方法
- 英語学習を挫折しないために必要な3つのこと
- 英語学習で後悔していること
ぼくも数年前に英語を学びはじめることにしたのですが、独学を始める前の状況はというと、
- 学生時代から英語のリスニングが大の苦手で引っ掛け問題にも引っかからない
- 社会人でのTOEIC最高470点
- 海外旅行で英語を言葉として発することが全くできず、現地の人との会話は友人に丸投げ
というぶっちゃけ目も当てられない状況でした。しかもこんな英語が全くできない状態で外資系企業に飛び込びこみました。
しかしながら今はというと、海外留学・滞在経験がなくても、外資系企業で海外出張に行ったり、海外本社や支社の外国人と英語で会議をするまでになっています。なので、一般的な最低限のビジネス英語レベルに達しているという状況です。
いざ勉強しようと思っても、世の中にはスクールや様々な勉強方法が溢れていて、どれを選んだらいいかわかりません。
また勉強方法を間違うと、なかなか英語力が伸びないだけでなく、教材費などお金や時間を無駄にしてしまいます。
したがって、どんな方法で勉強を始めるのかは、その後の成長とモチベーションに影響するので、非常に重要な選択となります。
ぼく自身、「勉強方法を間違ったら絶対英語力伸びないな」と思い、勉強をはじめる前にはまずめちゃくちゃ調べました。
とことん調べて自分に合う、かつ再現性の高く、自分の思い描く英語力が確実につくと思った方法で勉強して実際に結果がでました。
本記事でご紹介する学習方法は「1ヶ月でTOEIC800点」とか超短期的に英語力を上げるメソッドではありません(だと思っていた方はすみません笑)。
ですが、1年以内には着実にスピーキング・リスニング・リーディングの英語力を伸ばせていける方法です(ライティングには重きを置いていません)。
実際にぼくはたった3ヶ月でTOEICスコアが600点に乗りました!参考に本学習開始前後のTOEICの推移です。
TOEIC点数の推移
▶︎本学習開始前
▶︎本学習開始3ヶ月後(150点↑)
▶︎本学習開始1年3ヶ月後(275点↑)
こんな感じで約1年後には1つの目標だった700点台に到達し、学習開始前から実に275点アップ。
そんなぼくがやってよかったと思う英語の独学の方法だけでなく、後悔していることも余すことなくこの記事では解説していきます。
この記事を読むと、1年後にTOEIC700点を超し、英語会議で発言できるようになる勉強方法がわかります。
ビジネス英語を身につけるには、英会話の機会を増やすことはめちゃくちゃ重要です。
以下の記事では、ビジネス英会話を身につけるためのオンライン英会話を厳選して3つ紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。
-
あわせて読みたいビジネス英会話におすすめのオンライン英会話3選【歴2年9か月の僕が厳選】
目次
ビジネス英語の勉強を始める前にまずやるべきこと
具体的には、以下の3つです。
- 英語を勉強する目的・目標
- 目標達成時期
- 勉強方法・方針
1.ビジネス英語の目標
具体的なビジネス英語の目標を立てます。
例えば、
もし、勉強の動機が「仕事の必要性を感じたから」など、具体的な英語のレベルのイメージがつかなければ、英語で会議ができるようになることを目標に設定することをおすすめします。
なぜなら、英語力のいわゆる「ビジネス英語レベル」と言えるのが、英語で議論できるレベルと位置付けられるからです。
英語力が高いと年収は上がる!20代で英語を磨くべき理由を解説
最終的な目標は1なのですが、数字として成長を確認したかったので、2-3ヶ月に1回は必ずTOEICを受講して、成長を確認しました。
2.目標達成時期
仕事での必要性に応じて、次に上で立てた目標を達成したい時期を設定します。
3.勉強方法・方針
以下の理由から、納得のいく勉強方法を決めることが軸がぶれないようにするためにも何よりも重要です。
- 英語の勉強方法がネットに溢れている
- 軸がブレると「あれもやったほうがいいかな?」と、不安になって色々なものに手を出し、結果時間を浪費する
ビジネス英語レベルの習得のための勉強方法
ビジネスレベル習得の勉強方法
- 発音
- 音読トレーニング
- 瞬間英作文
- ネイティブ英語のスピードに触れる
- 単語を増やす
- 英会話で双方向コミュニケーションに慣れる
基本的にはここまでの1〜3のトレーニングを毎日継続することで、ぼくのように2、3ヶ月で成長を感じられるはずです。
1.発音
必ず正しい発音をはじめに学ぶことを強くおすすめします。
発音を学ぶ理由
理由は主に3つです。
- 正しい発音を知らないと単語を聞き取ることができない
- 相手が自分の英語を聞き取ることができない
- 自己流の日本語訛りはカッコ悪い
特に正しい発音を知らないと、相手が何を言っているか聞き取ることができなかったり、間違った発音のため相手があなたを英語を理解できないなど、あとあと致命的になります。
それに、これまで「相手に伝わればOK」という発音を気にしない人を何人も見てきましたが、上達したときに自己流の発音はかなりカッコ悪いです(笑)
ぼくのように純ジャパで留学や海外在住経験がなく、義務教育でしかまともに英語を学ぶ機会がなかった人にとっては、正しい発音方法を知るだけでめちゃくちゃ楽しいはずです。
「なんでこれを義務教育で教えてくれないの?」と疑問に思うくらい(笑)
まずは騙されたと思って発音から学んでみてください!
次にご紹介する教材に出会えていなかったら、ここまでのスピーキング・リスニングの上達はなかったと思います。
おすすめ教材
松澤喜好著の「英語耳」では、義務教育では教えてもらうことができなかった、発音記号の発音の仕方が丁寧に解説されています。もっと早く出会いたかった本の一つです。
本書ではじめに登場してくるのは「sea」「she」の発音の違いです。今まで単に「シー」と発音していましたが、両者には明確な発音の違いがあり、本書で学習するまで知りませんでした。
ものすごく基礎中の基礎の発音なのですが、周りで「she」を「sea」と発音している人は残念ながらむしろ多いので、それを学ぶだけでも一気に周りと差をつけることができます。
本書はCDの音声の後に続いて発音していきますが、最初は解説を読んでもうまく発音することが難しく感じるはずです。それに、普段使わない口の動きをするので、口がものすごく疲れます。
それでも毎日15分(1周30分間)でも継続するだけで、2, 3ヵ月くらい経つと「あれ、最初発音できなかったのができるようになってる」とあなたの成長を感じることができますよ!
2.音読トレーニング
発音以外にどのように英語を上達させるべきかを色々調べた結果、森沢洋介氏著の「英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法」にたどり着きました。
本書では最適な英語の勉強方法が体系的に解説されていて、納得することができたので、音読トレーニングと次に紹介する瞬間英作文を同氏の教材に沿って進めることにしました。
音読トレーニングとは
リピーティングと音読、シャドーイングを組み合わせたトレーニングで、リスニング力を強化します。
リピーティング
聴いた英語を覚えて、そっくりそのまま言葉にするトレーニングです。英文を区切り、正確に繰り返していきます。
シャドーイング
シャドウ(影)のように音声の後に続いて、英文を繰り返し話すトレーニングです。
おすすめ教材
森沢洋介氏の「みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング」です。
中学レベルの簡単な英文がいくつも用意されており、リピーティング、音読、シャドーイングをひたすら繰り返していくトレーニングです。
3.瞬間英作文
瞬間英作文とは、中学レベルの文型などの簡単な日本語訳を聴いて、当てはまる英語をすばやく声に出していくトレーニングです。
例えば、日本語で「あれは何ですか?」と聴いて、すばやく「What is that?」に変換していきます。
これで、スピーキングの基礎と瞬発力を養っていきます。
おすすめ教材
森沢洋介氏の「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。
4.ネイティブ英語のスピードに触れる
リスニングをさらに鍛えていく上では、ネイティブの英語スピードに慣れていくのも有効です。はじめは、ネイティブのスピードは絶対に早いと感じるので、徐々に苦手意識をなくしていく目的です。
ぼくは家で毎日家事や着替えなど勉強するとき以外はネイティブの英語ニュースを常に聴くようにして、ネイティブの英語スピードに慣れていきました。
無料で米国のニュースが聴けるabc newsや日本のニュースを英語で聴けるNHK World - Japanがおすすめです。
5.単語を増やす
ほとんどの人が高校までの英語学習でストップしていて、頭の中にストックできている単語数は非常に少なくなっていると思います。
そこで、単語帳を使って使える単語を増やします。ぼくは毎日通勤時間にDUOに目を通して、英単語を覚えていきました。
学生時代に使っていた単語帳があれば、それを使うことで問題ないです。
6.英会話で双方向コミュニケーションに慣れる
ビジネスレベルの英語力を身につける上では、スピーキングができなくてはいけません。
発音、音読トレーニング、瞬間英作文で基礎の力を磨きつつ、英会話で自分の英語を試すことも力をつけるために有効です。
まず、英会話で目指すべきこととしては、以下の2つです。
英語が恥ずかしい気持ちを捨てる 今勉強でインプットしている情報を対人でアウトプットする
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関連記事オンライン英会話の効果を最大限高める方法【歴2年8ヶ月が徹底解説】
恥ずかしい気持ちを捨てる
英語初学者の誰しもが通る道であろう、「英語を話すのが恥ずかしい気持ちを捨てる」ことが必要です。
ぼくの過去の経験から分析してみると、英語を話すのが恥ずかしく感じる理由は以下の2つでした。
- 勉強始めるまでの人生で「英語を話す」機会がほぼゼロだった
- 英語が全く言葉に出てこないことが恥ずかしいと感じてしまう
仕事で英語を使うなら、早めに恥ずかしい気持ちを克服しないと、せっかくの社内でのチャンスを逃すことになってしまいます。
基礎学習をしながら、英会話レッスンを受けることで成長が加速します。
アウトプットする
どうしてもテキストと向き合って英語の勉強を毎日しているだけだと、学んだことをアウトプットする機会がありません。
外国人の友達や恋人がいれば一番いいですが、なかなかそうもいかないと思うので、オンライン英会話でこのアプトプットの場を確保するのが最もコスパがいいです。
しかも、2レッスン50分を今なら無料で体験することができるので、ぜひ一度試してみてください。
関連記事DMM英会話が初心者におすすめの理由【2年8ヶ月の利用者が徹底解説】
無料でレッスンを体験できるのはDMM英会話だけではありません。かなり多くのオンライン英会話で無料体験ができちゃいます。
タダでアプトプットに必要な英会話レッスンを受けられるのはまさに一石二鳥。
以下の記事では、ビジネス英会話を身につけるためのオンライン英会話を厳選して3つ紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。
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英語学習を挫折しないために必要な3つのこと
ぼくは社会人になってから継続していることは当時、毎週のランニングだけでした。
本格的に何かを独学をするのが初めてで、挫折しないために行った3つのことをご紹介します。
- 英語をやらざるを得ない環境に身を置いてしまう
- 15分でも毎日継続すること
- 誘惑を捨てる
1. 英語をやらざるを得ない環境に身を置いてしまう
特にこれ、めちゃくちゃ重要です。なぜなら、英語を全く使わない環境と毎日英語に触れる環境とでは、成長スピードが違うからです。
「英語を使わざるを得ない環境」の例としては、大きく2つあります。
- 英語圏に住む
難易度:★★★★★ - 日本の英語を日常的に使う環境で働く
難易度:★★☆☆☆
「英語を使わざるを得ない環境」の極端な例としては、英語圏に住むことですよね。
でも、いろいろな事情で、「よし、海外に住むぞっ」なんていきなり行動に移せる人はほとんどいないはず。
そこでおすすめしたいのは、毎日英語に触れることのできる外資系企業に飛び込むことです。
ぼく自身、英語を話せるようになりたくて、外資系企業に飛び込みました。
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関連記事【経験談】英語を話せなくても外資系企業に転職した理由3つ
外資系企業では、海外本社からのメールやマニュアルなど、英語に触れる機会が少なくありません。
また、外資系では職位が上がるほど海外とのコミュニケーションの機会が増えるので、英語が話せないと昇進し続けることはできません。
なので、「英語を学びたいけど、今の会社では英語を使う機会がなくて、勉強に全然身が入らない」というあなたは、自分を英語をやらなければいけない環境に置いてみましょう。
あなたの本気の外資系企業への転職をサポートしてくれるエージェントを選ぶ際は、こちらの記事をぜひご参考にしてください。
2. 15分でも毎日継続すること
挫折しないために1番重要なのは、はじめは10分、15分でもいいので毎日継続することです。例えば、ある日は発音練習だけ10分、次の日は音読トレーニング15分、その次は瞬間英作文15分だけでもいいです。
まずは「継続する(できる)力」を身につけて、慣れてきたら、発音・音読・瞬間英作文をそれぞれ10分を毎日やったり、徐々に時間を1時間、2時間と伸ばしていきましょう。
勉強を始めるときは、「毎日少しでも」の精神を大切にしてください。
3. 誘惑を捨てる
お酒、テレビ、ゲーム、漫画などなど、これらは全部家で勉強するときの危険な誘惑です。
だいたい誘惑に負けて、「気がついたら時間が過ぎてた・・・」と時間を無駄にしてしまうのは、誰もが経験するあるあるですね。
そんなことにならないように、最優先の勉強以外のことには時間を使わず、せいぜい1日10分、15分だけにするなど、頻度を減らして勉強に集中できる時間を増やしましょう!
ビジネス英語の勉強を始めてから後悔していること
満足の行く形で、最低限のビジネスレベルの英語力を身につけることができたものの、1つ後悔していることがあります。
それは、目標達成に満足し、さらに上の流暢に英語が話せるレベル、具体的にはTOEICでいうと900点以上まで到達できなかったことです。
仕事で英語を話せるようになってから満足してからというもの、次なる目標を失ってしまい、現状維持で3年ほど経ってしまいました。
仕事で英語を使うのであれば、英語ができるに越したことはありません。
ビジネスレベルの英語力を身につけても満足せず、さらに流暢に話せるようにさらなる目標を立てて勉強を継続することをおすすめします。
まとめ:効果的な勉強方法でビジネスレベルの英語を身につけよう
以上、海外留学経験がなくても、日本にいながらビジネスレベルの英語力を身につけることは可能です。
ただし、毎日隙間時間に継続して勉強をすることが必要です。
TOEICで点数が上がっていることを確認してモチベーションを上げながら、長い目でコツコツ積み上げていきましょう。
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