ぼくも今まで仕事でミスをすることがこわい時期もありました。
でも、自分自身に対して完璧を求めないようにしたり、ミスから学べることも多いことを認識するようになってから、仕事でのミスを恐れないようになったと感じています。
本記事からわかること
- 仕事でミスをしていないか不安との向き合い方
- 完璧な人間は存在しない!肩の力を抜く大切さ
この記事を読むと、仕事ミスとの向き合い方を知って、気持ちが楽になりますよ。
目次
仕事でミスしていないか不安になる原因
「1日中頭から離れない」
「不安で夜も眠れない」
仕事でミスをしたんじゃないかと考えてしまうと、このように仕事中だけでなく日常生活にも影響がでてきてしまいますよね。
具体的にどんな不安の原因があるのかみてみましょう。
- 社会人になったばかりでミスが怖い
- 他にも気づいていないミスがあるのではと気になってしまう
- 期限が差し迫っている・不慣れなタスクがある
- 仕事ができると思われたい
- ミスをすると上司に怒られる
1.社会人になったばかりでミスが怖い
4月から社会人となって、はじめて会社という組織に属して仕事をはじめるという人も少なくないでしょう。
新入社員にとって特にはじめの1年は直面することが真新しいことばかりです。もちろん、仕事の失敗には慣れていないので、当然ながら不安な気持ちもあります。
おそらくみんなミスは怖く、細心の注意を払って仕事をしているはずです。
2.他にも気づいていないミスがあるのではと気になってしまう
過去になにかミスをしたことがあると、気がついていないだけで他にも同じようなミスをしているんじゃないかと気になってしまうケースです。
他にも似たような状況として、
- ミスが続いていてまたミスをしたらと思うと怖い
- 一度ミスをすると落ち込んだ気持ちを引きずってしまう
ミスを必要以上にこわがるために生じる不安なので、そもそものミスに対するイメージを変える必要があります。
3.期限が差し迫っている・不慣れなタスクがある
ぼくも経験がありますが、期限に追われていたり、普段の仕事と異なるような不慣れな仕事や特に重要な仕事が控えていたりすると、失敗しないか不安になります。
いずれも対応期限ギリギリに手をつけてしまうと自分を追い込んで苦しめることになり、不安を抱く原因になりかねません。
期日に余裕をもって手をかけはじめるのが不安を軽減するためのポイントになります。
4.仕事ができると思われたい
周りから「この人は仕事ができるなあ」と思われたいがために仕事のミスに臆病になってしまう状態。
特に出世や成績を意識したときに、失敗が多かったりすると「影響してくるのではないか」と考えてしまうかもしれません。
重要なのは、ミスをしたかどうかではなく、それに対してどう対処して、今後に活かしたかどうかです。
5.ミスをすると上司に怒られる
さいごに上司に怒られることを想定しての不安です。
大人になってだれもが人に怒られたくはないです。
当然といえば当然の心理かもしれません。
ただし、必要以上に叱責されることは、あなたの行動萎縮につながり、より仕事の失敗を警戒して不安を募らせることになります。
部下の教育という観点で、適切ではなく、本来は部下に寄り添い、今後同じような事例が起こらないように手を差し伸べる立場に上司はいるべきです。
あまりにも合理的ではない怒られ方をするようであれば、職場環境が悪い可能性が高いので、あなたがのびのびと働ける職場を探すことも視野に入れましょう。
仕事でミスしていないか不安になる気持ちの改善方法
ここまでに挙げた不安の原因に対する対処法として、どうすれば仕事のミスに怯えずに不安な気持ちを少しでも楽にできるのかをご紹介していきます。
不安になる気持ちの改善方法
- 完璧を求めすぎない
- ミスを恐れない
- ミスを減らす仕組みを作る
- のびのびと働ける職場を探す
あなたに当てはまると思ったところから読んでみて、ぜひ参考にしてみてください。
1.完璧を求めすぎない
まず1つ目は、完璧を自分自身に求めすぎないようになるだけでだいぶ気持ちが楽になるというお話です。
完璧な人間は存在しない
なぜこのような話をするかというと、この世に完璧な人間は存在しないからです。
仕事においては、なんでも卒なく、ミスもなく業務をこなせるような人です。
でも残念ながら、こんな夢のような人には出会ったことがありません。
仕事でミスしたことない人はいない
英会話のGabaを運営する株式会社GABAが全国の20歳~59歳の男女ビジネスパーソンを対象に実施した「ビジネスパーソンの『失敗』に関する調査2020」(n=1,000)によると、みなさんいろんな失敗をしています。
大切な書類をシュレッダーにかけた
発注ミスで多額の損害を出した
ゼロの数を2つ間違えて発注
金額を1桁多く送金した
振り込みをする相手を間違えた
大事な書類を電車に忘れた
出典:ビジネスパーソンの『失敗』に関する調査2020より一部抜粋
中には会社に損害を与えるまでのけっこう大きめのミスまで。
人の失敗をみると安心しませんか?
世の中の1,000人に聞いただけでこれだけの失敗談がでてくるので、労働人口の全員に聞いたらこれでもかというほどの仕事でのミスの経験談が報告されることでしょう。
それだけ、仕事のミスって身近なものなんです。
2.ミスを恐れない
ここまでミスはビジネスパーソンにとってかなり身近なものとお伝えしました。
そして、次にお伝えしたいのが、「ミスを決して恐れないスピリッツ」です。
ミスから学べばいい
ぼくもミスしたら凹みます。どちらかというと、自分の力不足が悔しくて。
これって自分がまだまだ経験が足りないということだと思っています。
そして、仕事でやらかしたミスは自分を成長させてくれる経験材料になる。
実際、ミスをしてはじめて気づかされることもあります。
なので、失敗をしたら、そこから何かを学べばOKです。
ミスしてそのままはNG
念のため、触れておくと、一方でミスをして何もせず、つまり何も学ばずそのままにしておくのはNGです。
失敗したということは何かあなたに足りなかったことがあるはずなので、それを見つける努力は最低限必要です。
3.ミスを減らす仕組みを作る
仕事で失敗をしたら、その原因はなんだったのか、そしてどうしたら再発を防ぐことができるのかを検討して実施しましょう。
また、これからあなたが成果をだす上で悪影響を与えると考えられる因子(リスク)も特定し、未然にそれらを防ぐ方法はなにかを検討しておくことが重要です。
- ミスに対する対処
原因の特定と状況を是正するアクション、再発防止策の徹底 - 将来の成果に影響を与えるリスクへの対策
リスク回避の方策の実施とリスクが発生したときの対処法の検討
ここでは、前述した不安をもたらす原因に効果が見込める対策をいくつか挙げてみます。
- 確認用のチェックリストを作る
- 目に見えるところに注意書きのメモを貼る
- 期限に余裕をもって取りかかる
確認用のチェックリストを作る
頻繁に行う業務の確認漏れがないか心配になってしまう場合は、自分用にチェックリストを作成してみるのもよいです。
一度このリストを使って確認をしたら、ミスがないかどうかはもう振り返らないというような感じに。
目に見えるところに注意書きのメモを貼る
常に意識したいことがある場合は、目に見える位置、例えばPCの画面のフチなどに注意書きや前述した簡単なチェックリストを付箋に貼っておくというものです。
繰り返し注意にしたがっていると、徐々に意識してメモなしでも行えるようになります。
期限に余裕をもって取りかかる
不慣れだったり、期限が短かったりする業務は、時間に余裕をもってとりかかり、不安要素に時間をかけることで最終的に「ミスなくできているかな」と不安にならずにすむかもしれません。
タスクの優先順位付けでよく参照されるのが、アイゼンハワーマトリックス(重要度-緊急度マトリックス)です。
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関連記事アイゼンハワーマトリクスから学ぶ効果的な時間とタスクの管理方法
この考えを採用すると、重要度が高く、緊急度が高いタスクの優先順位が高くなり、それから最優先で手をつけていくことになります。
同時並行的に複数の業務もこなす必要がある場合は、この考えからに基づいて、仕事を進めると、「仕事がうまくいったか不安...」と最終的にならずにうまく仕事のタスク管理が可能です。
4.のびのびと働ける職場を探す
大前提として、「3.ミスを減らす仕組みを作る」で挙げたようなミスを減らす努力をしている状況で考えます。
さいごに職場に原因がある場合です。特に必要以上にキツく叱責を受けることが日常茶飯事の職場。
このまま不安に怯えながら仕事をするのは肉体的にも精神的にも良いとは言えません。
イメージができないのであれば、あなたらしくのびのびと働ける職場を探してみましょう。
不安を解消する大きな一歩を踏み出してみてください。人生変わりますよ!
まとめ: まずはミスに対する考え方から変えていこう
以上、仕事でミスしないか不安になるときの原因と改善方法を解説しました。
失敗は人として仕事をかなす上ではかなりみじかなものです。
いかにミスから学べるかが大きなポイントです。
まずはあなた自身に完璧を求めすぎないようにして、ミスを恐れないようなマインドセットからはじめていきましょう。
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