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【出世したい人必見】意外と知らない出世する人の特徴と秘密

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こんにちは、たつのです。

突然ですが、あなたは出世したいですか?

どうやったら出世できるのか、その近道は出世欲がある人はみんな知りたいですよね。

「上司に媚を売る?」

「社内政治を制する?」

「著しい成果を残す?」

実はどれも間違いではないかもしれませんが、考えが古いです。

たつの
実は、出世している人はアピールして周りから「覚えてもらっている」んです。

この記事では、必要なのは実力だけではなく、そういった意外と知られていない出世の秘訣について、過去実施されたアンケート内容を基にどんどん掘り下げていきたいと思います。

本記事からわかること

  • 出世したいのは半数くらい
  • みんな給料を上げたいから出世したい
  • 出世する人とできない人の違い
  • 出世には実力よりも「覚えてもらう」ことが重要

この記事を読めば、出世に一歩近づくことができるようになります

みんなは出世したい?世間の声

あなた以外の世の中の人は、はたして出世したいと考えているのでしょうか。

ここではそれらのアンケートをもとに世の中の人の声を聞いていきましょう!

出世したい人は約半数

出世の意向についてアンケートがいくつか過去に実施されていて、どの調査でもだいたい50%くらいの人が出世したいと回答している傾向です。

「ミドルの出世意欲」実態調査の出世意向の結果グラフ
出典:「ミドルの出世意欲」実態調査を基にTatsuno Blog作成

エン・ジャパン株式会社が2017年に35歳以上を対象に実施した「ミドルの出世意欲」実態調査(n=212)では、約60%が出世したいと回答しています。

平成元年と平成30年の新卒社会人各1,000人を対象にした仕事観に関する調査より平成30年の新卒社会人の出世意向の結果グラフ
平成30年の新卒社会人の結果(出典:平成元年と平成30年の新卒社会人各1,000人を対象にした仕事観に関する調査を基にTatsuno Blog作成)

Adecco Groupが2018年に実施した平成元年と平成30年の新卒社会人各1,000人を対象にした仕事観に関する調査では、平成30(2018)年の新社会人の男女は入社時に52.2%が出世したいと回答。

出世意欲に関するアンケート調査結果より出世意欲のアンケート結果グラフ
出典:出世意欲に関するアンケート調査結果を基にTatsuno Blog作成

そして、株式会社マネジメントベースが2017年に働いている25〜34歳の男女を対象に実施した出世意欲に関するアンケート調査結果(n=486)では、こちらも約半数が「出世したい」「どちらかと言えば出世したい」と回答する結果となりました。

こうやってみると、世の中のだいたい半分くらいの人が出世を希望しながらも、もう半分の人は興味ないかむしろ出世したくないということがわかりますね!

気になる出世したい理由

出世したい理由は30代後半のミドルの人たちの声をみてみましょう。

「給与を上げたい」が第1位

「ミドルの出世意欲」実態調査より出世したい理由のアンケート結果グラフ
出世したい理由(出典:「ミドルの出世意欲」実態調査

エン・ジャパン株式会社の「ミドルの出世意欲」実態調査によると、出世したい理由の第1位は「給与・年収を上げたい」で68%でした。

昇進とともに責任の範囲も広がりますが、そのぶん給料も高くなるのは魅力的ですよね。

たつの
ぼくも出世したいですが、理由の一つが「給料を上げたいから」です(笑)

これが1位なのは納得です。

次に多いのは力試しや自己成長が目的

第2位は「自分がどこまで出世できるか試したい」(48%)、第3位は「自己成長を実感したい」(46%)でした。

自分の成長を考えている結果がこの順位に反映されているようです。

ぼくもアンケートに参加していたら、この上位の選択肢はぜったい選んでます。

なぜなら、せっかく働くのであれば、今までできなかったことができるようになったり、自分が会社でどこまで登りつめられるのかは試したりすることで、一種のワクワク感みたいなのを味わいたいから。

はたらく上では、こういった感覚は大切にしたいです。

出世する人としない人の違い

次に気になるのは「出世する人としない人の違いってなに?」、ですよね。

ここでもまたまたエン・ジャパン株式会社の2017年に実施した「ミドルの出世意欲」実態調査と、新たに、転職コンサルタントを対象に2015年に実施した「出世する人、しない人」についてアンケート(n=119)から紐解いていきます。

出世する人に共通する人柄

アンケートに回答している半数を超える人が選んでいるのが以下の2つの特徴です。

  • 上司との関係構築が上手
  • 周囲を巻き込むコミュニケーション能力がある

上司の成果を後押しする

上司と関係がいびつでは昇進チャンスときに推薦なども受けられないのはいうまでもないですね。

そこでおすすめしたいのは、上司の成果を後押しするような行動を心がけることです。

あなたも目標を立てるように上司も自分の目標をもっているので、上司の考えを理解しようとして、協力的に行動してもらえたら単純に相手はうれしいですよね。

上司との関係をどうやって良好に保つのか考えている場合はぜひ参考にしてみてください。

周囲を巻き込むコミュニケーション能力がある

この能力は特に、部署横断的に問題解決にあたるときや目標達成に向かうときに重要な力でぼくもつねに意識しています。

難しいのは、「誰をどうやってまきこむか」

部署がちがう人をまきこむときはなおさら、誰がなにをできるのかをきちんと理解していないと無駄なコミュニケーションも発生しますし、そのぶん時間を消費します

そして結果、期待していたことが得られないなんてことになりかねません。

もちろん、コラボレーションする人との信頼関係もないと成立しませんね。

ギブアンドテイク、いわゆる持ちつ持たれつの良好な関係も大切です。

出世する人に共通する仕事の取り組み方

つぎに出世する人には仕事に対するどんな姿勢があるのかみていきます。

上位の特徴をあげてみると、

  • 誰かの力を借りるのがうまい
  • 問題解決力が高い

1つ目の「誰かの力を借りるのがうまい」はすでに解説したので、2つ目の「問題解決力が高い」に着目してみます。

仕事のなかで実力を問われるシーンの1つが問題解決の場面だと考えています。

なぜなら、事前に予測できない問題は突発的に発生して、まったく準備ができていない状態で直面することになるからです。

つまり、解決までのスピード感と適切な解決の提案ができるかどうかはあなたの腕の見せどころ

問題を分析し、根本原因を特定して、適切な是正措置や再発防止策を検討できれば周りからの信頼にもつながります。

1つ上のポジションの視点をもつことの重要性

もう一つ、昇進を加速するポイントとしては「1つ上のポジションの視点をもつ」ことです。

たつの
これはぼくが実践していることで、そのおかげで4年で3回の昇進を経験しました。

この考えを常にもつことで、今のポジションに必要とされるだけでなく、さらに1つ上のレベルのスキルや考えを身につけようとすることで、成長スピードを早めることができるんです。

いわば、ドラゴンボールの「精神と時の部屋(部屋の中の1年が外界の1日に相当する修行するための特別な部屋)」のイメージです(笑)

ただ、1つ上のポジションに身を置いた視点で物事をみる必要があるので、簡単そうにみえて簡単ではなく、常に意識して行動していくのがポイントです。

出世したい人必見!出世に必要なのは○○

ここまでで出世する人の特徴も解説してきましたが、実は出世するためにさらに重要なコツがあります。

PIE(パイ)の原則

料理やデザートの「パイ」をまっさきにイメージしたあなた!この先を読み進める価値があります(笑)

≫【お得】「マーケターのように生きろ」はAudibleの無料聴き放題の対象

井上大輔氏の著書「マーケターのように生きろ―「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動(東洋経済新報社、2021年)」によると、

グローバル企業で出世するにはこのPIEの法則がポイントだといわれます。

  • パフォーマンス:仕事の実力
  • イメージ:印象
  • エクスポージャー:どれだけ目立っているか

しかも、仕事の実力1割、印象3割、どれだけ目立っているか6割という。

「え、出世には実力が1番重要なんじゃないの?」と思いますよね。

でもこれはぼくの経験則からも「どれだけ目立っているか」は昇進にめちゃくちゃ重要です。

逆をいうと、実力だけでは出世ができない悲しい現実があるのです。

出世している人は「覚えてもらっている」

グローバル企業に転職して1年目は、成果を残せていましたが、アピールの「ア」の字もわからないくらいで、上司以外のマネージャーには名前を覚えてもらえていなかったと思います。

当時のぼくは英語で海外とコミュニケーションが必要な上のポジションを目指していました。

なので、まずは英語で躊躇なくコミュニケーションがとれるということをアピールしないと、だれも自分が英語を必死で勉強していることも、なにもマネージャーからはわかってもらえないことに気づいたわけです。

それからというもの、たとえば海外から会社のお偉いさんがくるたびに、部内の社員が全員集まる場などで英語で積極的に質問したりして少しずつ英語を使えるアピールをはじめました。

ちなみに、井上氏も著書のなかで同じことを触れられています。

すると、海外本社とのプロジェクトに上司から推薦してもらったり、徐々にまわりからぼくという存在を「覚えてもらう」ことに成功しました。

さらには、4年で3回の昇進を経験することになりました。

昇進を決めるのはだれか

把握しておきたいのは「昇進はだれが決めるのか」です。

直属の上司の一任で決められるのか、それとも管理職全員の了承が必要なのか。

例えば、管理職全員の了承が必要であれば、全員に対して「覚えてもらう」必要があります。

また後者の場合でも引き上げてもらえるかは「上司がどれくらいの影響力をもっているか」にも左右されます。

上司の影響力がどれくらいあるのかによって、アピールの力の入れ具合は変わってきます。

仮に上司が転職してきたばかりで車内での実績もあまりなく影響力が弱いといった場合、あなたが昇進するにふさわしいことをわかりやすく、かつ説得力があるように伝えなければいけません。

少し長くなりましたが、もちろん実力も必要ですが、それ以上にあなたという存在をまわりから「覚えてもらう」ことが出世の近道なのです。

ぼくのように昇進するにあたって必要なスキルをもっていることをアピールすることでもいいですし、なにか部署横断的なプロジェクトや全社的なイベントの主催などを利用して、名前を覚えてもらうこともぜひ試してみてください。

出世したいなら実力だけでなくアピール上手になろう

以上、出世する人の特徴と以外と知らない秘密について解説してきました。

本記事のポイント

  • 出世する人は、他人をまきこむコミュニケーション力と問題解決力が高い
  • 特にグローバル企業は出世するには、実力以外にもアピールして「覚えてもらう」ことがポイント

実力だけを磨いても出世は叶いません。まわりからあなたの存在を覚えてもらえるようにアピール上手になりましょう!

出世を目指すなら、いまのあなたの「世の中での立ち位置」、市場価値を把握しておくのがおすすめです。

関連記事市場価値とは?自分の価値を知りたい・高めたい人必見の3ステップ

また、できることなら早い段階、30代で出世コースに乗りたいところ。そのノウハウについては以下の記事を参考にしてください。

関連記事その考えはもう古い?30代で出世コースに乗るためのコツ

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  • この記事を書いた人

たつの

外資系企業で部下なしマネージャー|外資での勤務経験は7年以上。純ジャパ、海外留学・在住経験なし、初めての海外旅行は25歳。英語が全くできない状態から独学で学習を重ね、ビジネス英語を習得。その英語力を活かし、グローバルな環境で活動中。これまで利用した転職サイト・エージェントは20社以上。FP2級。外資転職に関するご相談はお問い合わせフォームへ

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