実は、英語のレベルが高い人は年収が高い傾向があります。
しかも、英語ができるかできないかで、年齢が上がるにつれて年収格差が開いていくというデータも...
出世に英語力が求められることもあるので、将来年収を上げていきたいのであれば、20代のうちに英語力を鍛えておく必要があります。
今回この記事では、20代で英語を磨いておくべき理由を英語力と年収の関係性を基に詳しく解説します。
本記事からわかること
- 英語力が高いと年収は上がることがわかるデータ
- 英語力は20代で磨いておくべき理由
- 英語力が高いと年収が上がる理由
記事を読むと、20代でビジネスレベルの英語力を身につける重要性を知ることができます。
目次
英語力が高いと年収は上がる
実はいくつかのデータから英語力が高いと年収が上がる傾向にあることがわかっています。
ここでは2つのデータを基に英語力と年収の関係性について解説します。
英語力と年収の関係性
エンワールド・ジャパンの2020年「英語レベルと年収」についてアンケート(n=1,928)によると、英語力初級(挨拶レベル)の年収1,000万円以上の割合が約10%であるのに対して、ビジネスレベルになると約50%まで上がります。
このことから、英語力が上がるほど、年収の高い割合が大きくなる相関関係がみられることがわかります。
このデータから分かるように、必ずしも英語力が高い=年収が高いではありません。
ただし、英語力が高ければ、年収を上げるチャンスがより多いと言えます。
人事評価者が感じる英語力による年収格差
株式会社テンナイン・コミュニケーションが日系企業および外資系企業の部下の人事評価、または人事に関わっている一般企業の経営者・役員および会社員200人を対象した英語格差に関する意識調査を行いました。
その結果、「英語力の習熟度による年収格差がある」と感じた人は約50%の99人に登ります。(出典:株式会社テンナイン・コミュニケーション|2016年英語格差に関する意識調査)
しかも、そのうち、年収格差の程度は「1.5倍程度の差を感じる」とした人は31.3%で一番多く、「2倍より大きな差を感じる」と回答した人も14.1%もいました。
このように、人事評価をする立場から見ても、英語力が高ければ年収が高い傾向にあることが読み取れます。
英語力は20代で磨いておくべき理由
英語力を上げれば、年収を高くするチャンスがあることがわかりましたが、学習するのが遅くなると、英語ができる人と比べて、出遅れてしまいますよね。
結論、20代のうちに英語力を磨いておくと、将来年収を上げるために有利に働く可能性が非常に高いです。
違う言い方をすると、「市場価値」を若いうちから高めていくのがおすすめです。
-
関連記事市場価値とは?自分の価値を知りたい・高めたい人必見の3ステップ
年齢が上がるほど英語力による年収格差が広がる
ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社の語学力と年収に関する調査2014 年版によると、年齢が上がるほど英語力による年収格差が大きくなります。
特に、女性の年収格差は男性よりも大きく、50代ではビジネスレベル以上の人は日常会話レベル以下の人と比べて、3倍も年収が高い傾向にあります。
遅くとも30代から英語力が出世に影響する
株式会社テンナイン・コミュニケーションの調査で、英語力の習熟度による昇進スピード等の格差があると回答したのは98人で49%でした。(出典:株式会社テンナイン・コミュニケーションの英語格差に関する意識調査2016年)
また、格差があると答えた98人のうち、いつ頃から昇進スピード等の格差が発生するかの回答で一番多いのが30代で58.2%という結果です。
外資系企業においては、20代から昇進スピード等の格差が発生するとの回答が30%を占めていて、外資系という特性上、昇進していくために英語が日系企業よりも必要とされることを表しています。
-
関連記事その考えはもう古い?30代で出世コースに乗るためのコツ
必要とされる英語力はどれくらい?
ここまでの英語力と年収との相関関係でわかったのは、年収が高くなる傾向にあるのがビジネスレベル以上の英語力です。
必要なのは英語で議論ができるレベル
具体的にビジネスレベルは、口頭で英語のコミュニケーションが取ることができるレベルです。
またまたエンワールド・ジャパンの2020年「英語レベルと年収」についてアンケートによると、日常会話レベルの英語力でも英語の読み書きの実務をこなすことができます。
しかし、会議や応接・来客で口頭での英語の使用は、ビジネスレベルの人は60%以上であるのに対し、日常会話レベルの人は30%以下に留まっています。
また、企業や団体が目標にしている英語スキルは「英語で行われる会議(テレカンを含む)で議論できる」が最も多く19.9%でした。(出典:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会|英語活用実態調査2019)
会社としても、従業員の英語レベルを口頭でコミュニケーションが取れるまでに引き上げたい気持ちがあるのがよくわかります。
多くの社員の英語力は日常会話レベル以下
一方、会社の目標とは裏腹に、ビジネスパーソンの英語レベルはまだまだ日常会話レベルが多いことがわかっています。
英語で挨拶できる程度と回答する人が一番多い傾向です。(出典:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会|英語活用実態調査2019)
つまり、ビジネスレベルの英語力を持つ人はまだまだ貴重な存在で、英語力を上げるなら今がチャンスです。
-
関連記事初心者がビジネス英語を身につける勉強方法【たった3ヶ月でTOEIC150点アップ】
なぜ英語力が高いと年収は上がるのか
ここまでの日本の英語力と年収の関係性を踏まえて、なぜ英語力が高いと年収が上がるのか考えてみました。
結論、大きく2パターンです。
一定の英語力が出世に影響していて、出世することで年収を上げていける
会社が求めるビジネスレベルの英語力を持った人が貴重
英語は出世の武器になるから
データでもお見せしましたが、出世のために英語力が問われるケースがあるようです。
僕の外資系の会社でも、昇進すればするほど、海外本社との会議で英語を使ったり、そもそも上司が外国人となって使う言語が英語の方が多くなるケースがあります。
そうなると、英語ができないと出世できません。
逆に、仕事もでき、ビジネスレベル以上の英語力があれば、昇進のチャンスに溢れています。
-
関連記事その考えはもう古い?30代で出世コースに乗るためのコツ
ビジネスレベルの英語力が希少
需要と供給のバランスから、ビジネスレベル以上の英語が使える貴重な人材は中途採用市場で価値が高くなりますよね。
実際、グローバルの日系企業や外資系企業では、ビジネスレベルの英語力を歓迎条件または必須条件としている求人を多くみます。
要するに、ビジネスレベル以上の英語力を持ったビジネスパーソンは、1つの会社で出世することを考えることもでき、英語力という武器を持って転職で年収を上げる選択肢を併せ持っているわけです。
-
関連記事市場価値とは?自分の価値を知りたい・高めたい人必見の3ステップ
まとめ:今からでも遅くない!英語力は必要性を感じたらすぐ学習しよう
以上、英語と年収の関係性と20代で英語力を高めるべき理由を解説しました。
ビジネスレベルの英語力の必要性はますます高まっているので、学習して損はありません!
将来の年収を上げたいなら、英語をビジネスレベル以上に高めましょう!
\ この記事が気に入ったらシェアしよう!/