こんにちは、たつのです。
と悩んでいませんか。
社会人になるときって、ワクワクするこれからの生活に期待する気持ちとちゃんとやっていけるか不安な気持ちが入り混じる、なんとも不思議な感覚です。
でも、いざ実務を学び始めると、不安が大きい高波のように押し寄せてきて、会社に馴染むのも大変に感じますよね。
そんな中で、僕自身、1年目にやってはいけないことをしてひどく落ち込んで、上司からも見捨てられたんではないかと不安になったり。
もちろん、ミスした後は特に会社に行きたくないと思っていました。
それ以外にも新入社員がぶつかる会社の壁には、以下の原因があります。
- 仕事のプレッシャー
- 業務量が多い
- 人間関係がうまくいかない
- ミスをしてしまう
- やりたい仕事・入りたかった会社ではない
- 学校は楽しかったけど仕事は・・・
これらの原因に対して、きちんと対処することによって、「仕事に行きたくない」と思う気持ちを軽減することができます。
そこでこの記事では、新入社員が「仕事に行きたくない」と思う気持ちを少しでも解消できる方法を丁寧に解説します。
記事を読めば、今の辛い気持ちを少しでも楽にすることができるようになります。
目次
新入社員が仕事に行きたくない理由を考えてみる
上述したように、新入社員が仕事に行きたくないと思う原因は大きく6つあります。
- 仕事のプレッシャー
- 業務量が多い
- 人間関係がうまくいかない
- ミスをしてしまう
- やりたい仕事・入りたかった会社ではない
- 学生気分が抜けない
まずはこの原因について解説していきます。
1.仕事のプレッシャー
- 覚えることが多すぎて付いていけない…
- 覚えが悪くて仕事をなかなか覚えられない…
- いきなり重要な仕事を任されてしんどい…
入社後、研修を一通り覚えると、こんな風に感じる人は少なくないはずです。
でも、これって当たり前なんです。
決してあなただけではないですよ。
みんな研修を終えたからといって、誰もいきなり仕事をバリバリこなす事なんて誰もできません。
研修と実際の仕事は違います。
あなたを含め、みんなが1日1日仕事を覚えていき、徐々にですが、成長しながら仕事をこなせるようになっていくんです。
なので、必要なのは焦らず、自分のペースで進めることです。
2.業務量が多い
新人にも関わらず、仕事量が多く、残業がかさんでしまうケースです。
朝早くから働いて、会社から帰るのが遅い生活を入社1年目から続けていると、この生活を続けられるか不安になったり、平日はゆっくり休むこともままならないかもしれません。
土日が休みでも、休みが終わると平日の5日がやってくるのが怖くて、なかなか落ち着いて休息をとることができないと、さらに疲弊してしまいます。
しっかりと休息を取って、リフレッシュが必要です。
3.人間関係がうまくいかない
上司や先輩、はたまた同期と何だかうまくいかないという悩みも少なくないでしょう。
上司が気難しい人だったり、先輩ともうまく馴染めなかったり、気が合う同期がいなかったり。
心理学者のアルフレッド・アドラーも「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と言っていますし、人と関わる機会の多い会社で人間関係に悩むのは珍しくありません。
でも、あくまでも会社の人とは仕事上の付き合いですので、割り切る覚悟が必要です。
4.ミスをしてしまう
- 何度も同じミスをしてしまう...
- 不注意でミスをしてしまった...
先輩から教えてもらったはずなのに、何度も同じミスをしてしまったり、うっかりした不注意のミスをしてしまったり。
仕事でミスをしてしまうと、「やってしまった」と落ち込みますよね。
さらに、仕事を教えてもらっている上司や先輩から、少し強い口調で叱られたりすると、その言葉が頭に残ったりもします。
また、次の日に上司に謝らないといけないような失敗もあると、会社に行きたくなくなります。
5.やりたい仕事・入りたかった会社ではない
- 入社前に思っていた会社や仕事のイメージと違う...
- 希望ではない部署に配属されてしまった...
- そもそも希望していた会社ではない...
新卒のときに、みんな入りたい会社を目指しますが、必ずしも入りたい会社に入れるとは限りません。
それに、会社説明会などで入社前に聞いていた会社の雰囲気とは違ったり、そもそも志望していた会社ではないので、一番やりたかった仕事ができないかもしれません。
このように、自分がやりたいと思っていた仕事ができないと新入社員として入社しても、モチベーションが上がらず、仕事に行きたくない気持ちが芽生えてしまいます。
6.学生気分が抜けない
- 学生のときは楽しかったのになぁ...
- 学校と違って仕事はおもしろくない...
学生のときは学費というお金を学校に払い、授業を受けて、アルバイトをしたり遊んだり。
楽しむのが仕事みたいなものです。
でも、会社は全く違いますよね。
働いてその対価としてお金をもらうわけであって、仕事には少なからず責任が伴います。
そのため、もちろん楽しいことばかりではありません。
むしろ、大変に思うことの方が多いかもしれません。
そういったギャップから会社に行きたくない気持ちになってしまいます。
新入社員が仕事に行きたくない気持ちを解消する9つの方法
新入社員が会社に行きたくないストレスを軽減するための方法は9つあります。
「仕事に行きたくない」気持ちの解消法
- マインドをリセットする
- 仕事を覚えることに集中する
- ミスをしても気にしない
- 信頼できる人に相談する
- 運動してリフレッシュする
- 会社の人との人間関係は割り切る
- 部署異動の希望を出す転職する無理をしない
詳しく解説しているので、あなたの原因の対処法となるところをぜひ読んでみてください。
1.マインドをリセットする
学生と社会人の生活は全然違う
もし、学生のときの楽しい思い出や仲間と過ごしていたときを羨ましく思うような気持ちがあるようであれば、まずはその気持ちをリセットして、社会人モードに気持ちを切り替えましょう。
学校と仕事は全く別の場所です。
会社ではあなたは、会社が利益を生むための原動力とならなければいけません。
その対価として、給料をもらいます。
もちろん、社会人歴のない新入社員は、いきなり即戦力とは思われていません。
研修や実務を教えてもらうことを通して、徐々に一人前になるための力をつけていきます。
最初は誰もうまくいきません。
むしろ、うまくいかなくて失敗して反省したり、試行錯誤しながら、やりがいや仕事の楽しさを見出していくものです。
この違いを意識せず、学生から社会人になると、そのギャップで「仕事は楽しくない」「辛い」と思ってしまうわけです。
残念ながら、社会は楽にお金をもらえるほど、甘いところではありません。
社会人になって数年経って、自分が選んだ好きな仕事をしていてると、「やりがいがあって楽しい」と思える時はもちろんあります。
でも、日々の仕事に追われていると、常に「楽しい」と思えるわけではありません。
辛いこと、悔しいこと、失敗、落ち込んだり、いろんな場面を乗り越えて、それで仕事の楽しさややりがい、働きがいを徐々に見つけましょう。
職場に慣れるのは数ヶ月はかかる
新卒入社で職場に慣れるには数ヶ月はかかります。
職場のルールがあり、職場で関わる人の数も多く、なかなかすぐには馴染めないものです。
僕は2、3ヶ月で徐々に慣れ始めてきましたが、1年間は出社するのに、毎朝緊張していました。
会社に着いて、オフィスの中に挨拶しながら入る時は特に。
また、職場に慣れるため、また自分自身を鼓舞するために、オフィスに入る時は大きな声で「おはようございます!」と挨拶をすることを1年以上継続していました。
おかげで周りの先輩からの印象はすごく良かったので、元気な声で挨拶するのは、職場に慣れていくためにオススメです。
2.仕事を覚えることに集中する
ひたむきに仕事に打ち込んでいる姿は、周りの先輩は見てくれています。
なので、色々な悩みはあっても、まずは目の前の仕事を少しずつ覚えるところに集中しましょう。
徐々に仕事をこなせるようになっていくと、自信も湧いてきて、以下のような良いこともあります。
- より堂々と社内の人と接することができる
- 仕事を学ぶことの楽しさに気付ける
- 残業を少しずつ減らせる
- 仕事のプレッシャーに立ち向かえるようになる
もちろんどれもすぐに恩恵を受けられる訳ではありません。
時間は必要です。
でも、仕事が辛いその先を知ることは、前を向くためには大切です。
3.ミスをしても気にしない
仕事でミスをした事がない人を探すのが難しいくらい、みんなミスをしたことがあります。
注意していても人間は間違ってしまうものです。
でも、重要なのは、ミスをしてしまった時、した後にどのように対応するかです。
ミスしたときにやるべきこと
- 周りの先輩や同期と自分を比べない
- 怒られても気にしない
- ミスをしたら言い訳せずにシャキッと謝る
- 同じミスをしない
周りの先輩や同期と自分を比べない
すでにバリバリ仕事をしている先輩やあなたより少しできる同期を見ても、自分と比べて、自分の評価を下げてはいけません。
焦らず自分のペースで仕事を覚えていくことが大切です。
仮に1年目でちょっと出遅れたとしても、仕事を覚えれば、そのうちすぐに追いつきます。
怒られても気にしない
もし、あなたの仕事の覚えが悪いことやミスをしたことで先輩や上司に怒られたとしても、気にしないことです。
もちろん、反省はしなければいけません。
でも、「新入社員なんだからできなくて当たり前」「失敗を経験できた!」「次は同じミスをしないようにしよう」と開き直ることが必要です。
なぜなら数ヶ月でそんなすぐには仕事はできないから。
教える立場の人も新人の時はみんな同じで、すぐ仕事ができるようになったわけではありません。
ミスをしたら、まずは反省と振り返り、そして最後は開き直り。
この一連の流れができるだけで、楽になります。
ミスをしたら言い訳せずにシャキッと謝る
ミスをしてしまって、謝罪が必要な場合は、すぐに上司や先輩に謝りましょう。
その時は、言い訳をせずに、率直に謝ります。
誠意を見せれば、普通はおとがめなしで済みます。
謝りに行く前はすごく憂鬱な気持ちですが、謝ったらスッキリしますし、「思っていたほど怒られなかった」と思うことはよくあります。
あとは、大切なのは次の「同じミスをしない」ことです。
同じミスをしない
同じミスはしてはいけません。
それは一度失敗したことが生きていませんし、何も学んでいないことになります。
失敗は学びです。
はじめのうちは、同じミスを繰り返してしないようにするために、ミスの内容・原因・対策を必ずメモを取りましょう。
そして、同じ業務をする前に、メモを見返して、同じことを繰り返さないように気をつける癖をつけます。
こうすれば、同じ間違いをするリスクを減らせます。
4.信頼できる人に相談する
職場のことを相談できる人は貴重な存在です。
どんな相談をするかで相手は変わります。
- 学生時代の友人
- 会社の同期
- 会社の先輩
- 上司
学生時代の友人
直近の学生時代の友人は、あなたと同じ境遇の新入社員です。
なんでも話せる友人に、定期的に会って話をしたり、逆に相手の仕事の悩みを聞く関係を築けると1番いいです。
会社の同期には相談しづらいことも話せるのはメリットです。
会社の同期
同期がいる場合は、悩みを打ち明けてみるのがいいです。
同じ会社にいれば、あなたと同じような悩みを持っているかもしれません。
あなたが置かれている状況をイメージしやすいので、的確なアドバイスがもらえます。
アドバイスがなくても、話を聞いてくれる存在が同じ会社にいるだけでも心強いです。
会社の先輩
普通に仕事をしているだけだと、なかなか信頼できる先輩はできません。
会社でクラブ活動があれば、あなたの趣味に近いものに入っておくといいですよ。
そこで普段は関わりのない他部署の人との交流も生まれ、気の合う先輩ができるかもしれません。
上司
上司が信頼できる人で、業務量など仕事をしていく上での不安があれば、相談してみましょう。
あなたの悩みの種をどうすれば改善できるのか、話を聞いてくれるはずです。
5.運動してリフレッシュする
運動するとただ単にリフレッシュできますよ、という話ではなく、運動は不安な気持ちを改善する効果が医学的にわかっているんです。
なので、定期的に運動しましょう!
改善するためのポイントです。
- 30分以上の運動を3~5日に1回
- 時間がなければ10~15分でもOK
- オススメはランニングやサイクリング
(参考:Mayo clinic|Depression and anxiety: Exercise eases symptoms)
僕もリフレッシュ目的でランニングしますが、外に出ることになるので、家にいる時よりも自分の悩みがちっぽけに感じたり、前向きになれます。
できれば、休日は悩みを持ち出さないようにしたいですが、どうしても考えてしまうようなら、なおさら運動を推奨します。
特に休みの日はしっかり休息を取って、運動でリフレッシュすると、疲れて夜もよく眠れますし、心が晴れてきますよ。
6.会社の人との人間関係は割り切る
人によっては、苦手な人が相手でもうまくあしらえるようになったりするかもしれませんが、ほとんどの人は真正面から向き合ってしまうので、どうしても衝突が起きます。
会社の人との人間関係をうまくいかせようとするあまり、気を使ってしまいますが、気を使いすぎてはいけません。
あまり神経を使いすぎると疲れてしまいます。
また、会社の人はあくまでも会社での付き合いです。
プライベートでは全く関係ありません(仲が良ければ話は別ですが)。
なので、関係に悩んでいる人のことを職場でも深く考えたり、意識しないように、目の前の仕事に集中しましょう。
そう考えるだけでも、気持ちは楽になります。
7.部署異動の希望を出す
どうしても人間関係に耐えられなくなったり、やりたい仕事が多部署でできるのであれば、部署移動を希望しましょう。
ただし、注意なのは、なりふり構わず誰でも異動できるわけではないということです。
異動の条件は各社異なりますが、基本的には、希望を出せばすぐに移動できるものではありません。
なぜなら、部署で必要な人数は限られていて、希望先の部署で人を必要としていなかったら、受け入れられないからです。
また、会社によっては、一定の前年度の成績を異動の条件としているところもあります。
要するに、「問題なく仕事をこなし、どこでも成果を残せる人」が最低限の条件になっていると思っておきましょう。
つまり、異動するにしても、今の部署でしっかり経験を積むべきです。
やりたい仕事が今の部署でできなくても、そこでの経験は将来に必ず生きてきます。
なので、今の部署でまずは仕事を覚え、焦らず、それからの異動を見据えておく心構えが必要です。
8.転職する
今の環境にどうにも耐えられなければ、転職も今の環境を変える選択肢の一つです。
「石の上にも三年」とよく言いますが、とりあえず3年我慢する必要はありません。
僕自身、新卒から約2年半でキャリアアップのため転職をしていますので、3年経たずに転職することは可能です。
ただし、ネガティブな離職理由では、以下のような可能性があります。
- 転職先が見つからない
- 転職できても同じ理由で離職することになる
なので、本当に転職すべきかは、ここまでの対処法を試してみた上で、落ち着いて考えましょう。
今はネガティブな理由でしか転職する理由が見つからなくても、
「どうしてもやりたい仕事をやりたい」
「より成長できる環境で仕事をしたい」
など、今の仕事を少し経験することで、新たな考え方も出てくるかもしれません。
ポジティブな転職理由が出てくれば、転職しやすくなるので、あなたのマインドチェンジのチャンスを待つのも1つの方法です。
9.無理をしすぎない
ここまで仕事に行きたくないと思う気持ちに対する対処法をご紹介しましたが、無理をしすぎてはいけません。
一番大切なのは、あなたの心身の健康と命です。
仕事で健康を損なっては、人生もったいなすぎます。
職場であなたを守れるのはあなたしかいません。
- 休みたいと思ったら我慢せず会社を休む
- 不安やつらい気持ちが大きくなっていると感じたら、まずは心療内科で診てもらう
ちょっとこの頃眠れないな、食欲がないな、元気が出ないな、働きにくいなというときにぜひ早めに受診してください。目安はこのような症状が約2週間程度続いた時。でも自分が相当つらい感じがしたら、この目安以前に来院してくださいね。
引用:Doctors Files|早く心を楽にするため上手に受診して心療内科・精神科のかかり方
無理をしないことはあなた自身を守るために、とても重要なことです。
まとめ:対処法を試しながら職場と向き合おう
以上、新入社員が感じる仕事に行きたくない原因とその対処法を解説しました。
対処法のポイント
- マインドをリセットする
- 仕事を覚えることに集中する
- ミスをしても気にしない
- 信頼できる人に相談する
- 運動してリフレッシュする
- 会社の人との人間関係は割り切る
- 部署異動の希望を出す転職する無理をしない
まずは、今の現状を打開するために少しずつ仕事と向き合う努力をしましょう。
それでもどうしても難しい場合は、転職で職場を変えることも必要です。
あなたの心身の健康が一番大切ですので、くれぐれも無理をしないように、状況が改善していくことを祈っています。
もしこの「入社1年目の教科書」を読んだことがなければ、ぜひ読んでみてください。
その名の通り、新入社員として、1年目にどのように行動すべきかが凝縮されて書かれています。
今からでも参考にできることはあります。
僕もこの本から社会人としての心構えを学びました。
ぜひ、これからどんな社会人1年目になるべきか考えるときの参考にしてみてください。
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