本記事からわかること
- 外資系企業の給料は高いはホントなのか
- 外資系企業の給与形態
- 外資系企業で年収を上げられる理由
- 外資系企業で年収を上げる方法
年俸制という言葉を聞いたことがあったり、外資系は給料が高いイメージを持っていたりするけど、実際のところ、どうなのか気になると思います。
実際のところ、外資系では日本の企業より高い給料をもらうことが可能です。
この記事では、外資系企業で働くぼくが、外資系企業の給料の仕組みから給料を高くするための具体的な方法まで詳しく解説します。
この記事を読むと、外資系企業での給料の基礎知識を学び、転職してから外資系企業で年収を上げる方法を得ることができます。
「はじめての外資系転職を成功させる方法全9ステップ【外資社員が教える】」では、はじめての外資転職のロードマップやおすすめの転職エージェント3選も公開しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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あわせて読みたいはじめての外資系転職を成功させる方法全9ステップ【外資社員が教える】
目次
外資系企業の給料は高いはホントなのか
突然ですが、外資系企業といえば、給料(年収)が高いイメージはありませんか?
では、実際のところ外資系の年収は高いのでしょうか。
本当に高いのは一部の業界
答えとしては、本当に高いのは一部の業界で、金融系、コンサル系は高い年収で有名です。
それ以外の業界だと、ずば抜けて年収が高いかというと必ずしもそうじゃないんですよね。
年収を高くできるのが外資系
「外資系企業は年収が高い」というイメージは正確には間違いで、正しくは「外資系企業では年収を高くすることができる環境がある」なんです。
ご紹介したように、一部の業界では年収は高い会社もあります。
しかし、そのほかの業界では、日系企業と外資系企業で年収の差ってそんなにないところも多いです。
実際に僕の会社でも、同じ業界の日系企業と比べて年収が高いかと聞かれると、決して高くないです。
ただし、自分次第で、日系企業よりも年収を高くすることは可能です。
それが日系と外資系で違う点だと思います。
外資系企業の給与形態
続いて、外資系企業で多く採用している傾向の年俸制はどんな給与体系なのか、イラストも交えてみていきましょう!
年俸制
外資系企業で多く採用されているのが、年俸制で、1年ごとに給与の支給額が決まる給与形態です。
基本給とは別にインセンティブが支給されるケースが多く、月給がいくらになるかはインセンティブが年収に占める割合に影響されます。
年収=基本給+インセンティブの仕組みの場合、インセンティブを除いた基本給の12等分(12ヶ月分)が月給となります。
年俸と言っても、日系企業の月給制も毎月の給料+ボーナスの支払いなので、あまり大きな違いは感じられないです。
ただし、唯一の感じる違いというと、年俸制はインセンティブのターゲットとなる金額が1年の始まりにわかるので、その年の見込みの年収が事前にわかるという点です。
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▼ 年俸制の特徴
見込み年収が1年の始まりにわかる
▼ 月給制の特徴
見込み年収は事前にわからない
残業代の支払い
残業代の支払いがあるかは、労働契約によって異なります。
以下の場合を除いては基本的には残業代は年俸制に関わらず、支払いがあります。
▼ 裁量労働制の場合
業務の時間配分を労働者本人が決めることができ、みなし労働となるため、残業代はない
▼ 裁量労働制ではない場合
「基本給に20時間分の残業代を含む」などの賃金の支払い条件の場合、一定の時間外労働を超えるまでは残業代の支払いはない
外資系企業で年収を上げられる理由
それでは、どういった点で外資系では年収を上げることができるのでしょうか。
背景は大きく2つあります。
実力主義・成果主義
外資系企業では個人の頑張りが直接報酬に反映される人事評価制度のため、成果を出し、実力が認められれば、その分多いインセンティブを得ることも可能です。
チャンスが多い昇格
外資系企業は年功序列ではないので、「実力はあるのに昇格できない」なんてことはなく、チャンスに恵まれて実力があれば、昇格することができます。
一方で、年功序列が多い日系企業では、年齢に左右される傾向なので、昇格のチャンスが外資系より少ないのが一般的です。
実際に日系企業に勤める友人も「年齢とともに昇格するから、あまりモチベーションが上がらない」と言っています。
そして、もちろん昇格すれば、その分昇給もあるので、早くに昇格を重ねることができれば、同業界の日系企業よりも高い年収を得ることができます。
外資系企業で年収を上げる方法
実力を認めてもらう
なんといってもまずは実力を認めてもらうことです。
特に経験者で外資系企業に入っても、はじめは誰もあなたの実力がわからないので、ゼロの状態から少しずつ実力を感じ取ってもらう必要があります。
具体的な手段としては以下の2つです。
目標を超える結果を残す
自分がどんな人間かわかってもらうためにアピールをする
目標の達成は当たり前で評価は普通です。
なので、目標を超える結果を残してはじめて、上司や同僚からも「この人はできる」と評価されるようになります。
また、あなたのことをわかってもらうためのアピールも周りに向けて必要です。
感覚的には「あなた」という「商品」を売り込むイメージです。
良い商品は売れるので、「会社や所属部署にとって重要な存在」にあなたがなれば、それは売れる、つまり評価されるようになります。
なので、あなたの強み・実力をアピールしましょう。
チャンスを確実につかみ取る準備
昇格に必要なことと聞かれたら、なんて答えますか?
答えは2つあって、もちろんそのポジション(役職)にふさわしい実力と、もう1つは昇格するチャンス(機会)です。
残念ながら、どんなに良い実力を持ち合わせていてもチャンスがないと、昇格はできません。
なので、チャンスを逃すことは絶対にしてはいけないのです。
いつチャンスが来てもそのチャンスを逃さずに掴み取る、その準備がこそが重要です。
具体的な方法の例です。
常に次のポジションを目指した能力開発を念頭に置いて仕事をする
上司に自分のキャリアプランを詳細に伝え、直近の希望するポジションをインプットしておく
チャンスを逃してしまうシチュエーションとしては、必要最低限の能力がないことと、引き上げてくれる上司があなたの希望を把握していないことが考えられます。
なので、その対策として、常に上を目指して自分を高めることと、上司に引き上げてもらえる環境を確実に整えておくことがとても重要です。
経験を活かした転職
1つの会社で「成果をあげる」「昇格する」の2つを重ねても年収を上げるには限界があります。
その場合は、経験を活かして転職をすると年収を上げることも可能です。
僕自身も定期的に転職エージェントと面談して、今後のキャリアや自分の経験から市場価値(年収相場)を教えてもらっています。
また、転職サイトのミイダスに5分で無料登録するだけで、膨大なデータから今の自分の市場価値を確認することができます(ミイダスへの登録はこちら)。
まとめ:外資系企業では自分で年収を上げる
以上、外資系企業は必ずしも年収が高いわけではありません。
高い年収を得るためには、実力が認められ、昇格を重ねていくのが重要です!
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