こんにちは、たつのです。
と気になっていませんか?
実際、今の世の中では転職は珍しくありません。
転職サービス「doda」が約16,000人を対象に行った2021年の転職の意識調査では、約6割の男女が転職をポジティブと回答もしています。
また、約5人に1人が転職を決意・検討していて、興味を持っている人を含めると約2人に1人が転職を意識していたりと、多くのビジネスパーソンは転職に対して考え方がポジティブです。
正直、学生時代から転職でキャリアを変えたOBを何人も知っていましたし、数年前の時点ですでに転職することは全然珍しいことではありません。
また、日本の雇用制度も転換期にあり、まるで今後転職を後押しするかのようです。
そこで、この記事では、転職が当たり前の今の時代をどう生き抜くべきかを解説していきます。
この記事からわかること
- 転職が当たり前になってきている背景
- ますます転職を後押しする要因
- こんな人は転職をすべき
- 生き残るためにこれから知っておくべきこと
この記事を読むと、転職にまつわる世の中の流れを理解し、これからの時代を生き抜くために何をすべきかがわかります。
目次
「転職は当たり前」は事実
転職が珍しいものではなくなっています。
ここではそれを物語る事実とデータをご紹介します。
転職を前向きに考えている人は約6割
冒頭でご紹介したように、約16,000人を対象にしたdodaの2021年の転職に関する意識調査から、以下の傾向がわかっています。
- 20代30代の6割以上が転職をポジティブに考えている
- 5人に1人が転職を決意または検討している
- 興味を持っている人を含めると約半数が転職を意識している
このことから、若い世代を中心に転職に対して高い意識を持っていることがわかります。
終身雇用は減少傾向・ジョブ型雇用が増加
2019年に当時の経団連会長の中西会長が「終身雇用が今後成り立たない」「ジョブ型雇用」が必要と発言したことが大きな話題となりました。
ジョブ型雇用・・・企業が人材を採用する際に職務、勤務地、時間などの条件を明確に決めて雇用契約を結び、雇用された側はその契約の範囲内のみで働くという雇用システム
出典:リクナビNEXTジャーナル
実際に、終身雇用は2016年時点で約50%程度の企業で採用されているとみられていますが、その終身雇用の割合は今後も継続して現象傾向です。(出典:厚生労働省|我が国の構造問題・雇用慣行等について)
一方で、すでに富士通や日立製作所、NECなどの大手企業を中心に、ジョブ型雇用は増加傾向にあります(参考:日本経済新聞|新卒からジョブ型、生産性向上へ経団連案 春季労使交渉)。
倒産した会社の半数は営業30年未満
2019年に倒産した会社9,144社中の約半数の約4,000社(個人は除く)は創業して30年未満でした(出典:一般財団法人企業共済協会|企業倒産調査年報(2019年度倒産)。
新卒で入社しても会社の業績が悪ければ、定年までにあなたのいる会社が倒産してしまう可能性は十分あります。
なので、会社の将来に不安を感じたら転職を検討することも、自分の人生を守るためには必要な手段です。
まだある!転職が当たり前の時代をさらに後押しする要因
相次ぐ早期退職者募集
参考パナソニックの早期退職、1000人超 収益力向上へ組織活性化 - 毎日新聞
参考2021年上場企業「早期・希望退職」実施状況~前年より3カ月早く、募集人数が1万人超え~ -株式会社東京商工リサーチ
今後も継続して人員整理が行われるようであれば、一層のこと、早期退職者で応募して転職という選択肢もあるかもしれません。
なくなりつつある長く働くメリット
退職金制度がある会社では、終身雇用で長く働けば働くほど退職金は多くもらえます。
しかしながら、今となっては会社が退職金を用意する余力がなくなってきていて、もらえる退職金が減っています。
2003年から2018年の15年間で大卒者の定年時にもらえる退職金が2,499万円から1,788万円へ、なんと約700万円も減少しているんです(出典:厚生労働省|就労条件総合調査)。
つまり、新卒から定年まで働き続けるメリットはなくなりつつあり、自分のスキルを磨いて、転職した方が収入を増やすには理にかなっています。
高齢者でも働く時代
2021年4月1日の高年齢者雇用安定法改正で65歳までの雇用の確保が義務付けられ、70歳までの就業機会の確保が努力義務とされました(参考:厚生労働省|高年齢者雇用安定法 改正の概要)。
つまり、大卒入社した場合、40年以上就業の機会が与えられているわけです。
退職金が減ったり、1つの会社で長く働くメリットがなくなってきている今、定年を迎える40年以上経つ前に、どこかのタイミングで転職する選択肢は全然不思議ではありません。
それに、不満のある会社やつまらないと思っている仕事を40年も続ける意味はありません。
近い将来AIによって仕事を奪われる
近年のAIの進歩で、日本では、2030年までに既存業務のうち27% が自動化される見込みで、実に1,660万人分の雇用が代替される可能性があることが、マッキンゼーの調査から示唆されています(参考:McKinsey&Company|The future of work in Japan)。
また、リクルートワークス研究所の調査結果で、代替されやすい仕事が予想されています。
近い将来、上の表の上位にある代替されやすい職種は、AIが組み込まれたロボットが人の代わりに働いているかもしれません。
転職すべき人の特徴
転職は当たり前と言われる時代の背景についてみてきましたが、では、どんな人が転職すべきなのでしょうか。
転職すべき人の特徴
特徴①希望の勤務地がある人
特徴②新しいキャリアを手に入れたい人
特徴③やりたいことが今の会社ではできない人
特徴④年収を上げたい人
特徴⑤会社の将来に不安がある人
特徴⑥職場環境が悪い人
特徴①希望の勤務地がある人
- 営業職で結婚や子供ができたの機に勤務地を固定したい
- 地元の地方に戻って、そこで働きたい
結婚してライフスタイルが変わったり、人生のターニングポインんとで、勤務地で仕事を選ぶこともあると思います。
実際に、マイナビの転職動向調査2021年版によると、転職先を決めた理由で一番多いのが「希望の勤務地」だからと言う理由でした。
特徴②新しいキャリアを手に入れたい人
- 全くの異業種にチャレンジしたい
- マネージャー・部長など特定の役職に就きたい
年功序列などを理由に、実力があっても役職に就けるチャンスがないと、その会社にいてもなんか時間がもったいないですよね。
こういった場合も、転職で新しいキャリアを切り開くことが可能です。
特徴③やりたいことが今の会社ではできない人
- 同じ職種でも別の会社に移ったら幅位広い仕事ができる
- キャリアの選択肢が多い会社に転職したい
今やりたい、あるいは将来やりたいことがあるけど、今の会社ではできない場合、そのまま働き続ける意味はあまりないです。
特徴④年収を上げたい人
スキルや経歴、経験に基づいたあなたの市場価値が高ければ、年収を上げることが可能です。
PHPオンライン衆知|「年収700万円くらいなら…」世間知らずな転職希望の大企業ミドル社員たち
なので、常に自分の市場価値がどれくらいなのかは知っておくと、これからのキャリアプランを立てるときの参考になります。
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特徴⑤会社の将来に不安がある人
- 会社の業績がここ数年悪い
- 業績を回復させる施策も特にない
このように会社の不安を感じたら、より業績が安定していたり、上向いている会社への転職を考えるべきです。
会社の業績が良くないなど、会社が不安定な状態であれば、働いていても不安になるだけですので、職を失う前に転職活動をしましょう。
特徴⑥職場環境が悪い人
- ハラスメントにあっている
- 毎月長時間の残業がしんどい
職場環境が悪ければ、心身的に大きな負担を強いられます。
仕事は人生の一部に過ぎないのに、職場が悪いことによって働けない身体になってしまっては、あまりにも犠牲が大きすぎます。
職場環境が悪ければ、一刻も早く転職を検討してください。
ジョブ型雇用の波で生き残るために知っておくべきこと
冒頭でジョブ型雇用が今後増えると話題とご紹介しました。
もしジョブ型雇用になったときのために、具体的に何を心得ておく必要があるのかまとめました。
給料を上げるには実力と成果が必要になる
ジョブ型雇用かつ人事評価が実力主義の場合、給料を上げるには成果が必要になります。
また、年齢が上がれば昇進のチャンスがあった年功序列とは異なり、実力が認められなければ昇進も別の誰かに取られてしまいます。
なぜなら、いわゆる年功序列では給料が上がらず、成果を元に「この人は仕事できるから給料上げよう」って仕組みになるからです。
つまり、成果を出すための実力としてスキルが求められるようになります。
具体的に実力を示すために必要なこと
- 職種の専門性を高める
- 目標を超える成果を残す
専門性を高める
会社の戦力として成果を出すためには、以下の方法で職務を遂行する上で必要な専門性を高めることです。
- 今の職種で経験を積む
▼必要性に応じて
- 関連する職種も経験する
- 専門性を高める資格を取る
もちろん未経験でも、経験者と比べて出だしは出遅れますが、徐々に経験を積んで、会社に実力を示すことは可能です。
目標を超える成果を残す
ポイントは「目標を超える」です。
目標の達成は普通です。
いかにして目標を超える成果を残して、実力を認めてもらえるのかが重要です。
実力がつけば転職できる
実力がついてくれば転職も難しくはないです。
なぜなら、実力に紐づいて、経歴や経験が育てば、あなたの市場価値が中途採用市場で高くなるから。
実力主義の世界で活躍できれば、キャリアの幅は広がりますし、これからの日本の雇用社会で生き残ることができます。
今の時代を生き抜くためには市場価値の把握が有益
あなたの実力やスキルを社内の同僚と比較していてもあまり意味がありません。
理由は、中途市場は会社の外にあって、社外の人材と戦う必要があるからです。
あなたと似た人材に勝つためには、市場価値を把握しておくが必須条件です。
あなた自身の市場価値は自分では見ることができないので、客観的に評価してもらう必要があります。
方法は主に2つです。
- 転職エージェントから市場価値を教えてもらう
- ミイダスで適正年収を知る
①転職エージェントを利用する
転職エージェントとの面談を通して主にわかることです。
- 今の経歴・経験・スキルで転職できるのか
- 今のキャリアで転職できる会社
- あなたの年収相場
- 次のキャリアを目指すために必要なスキル・経験
- 今後のキャリアの方向性
あなたの経歴や職務経験を元に、適正年収を教えてもらうことができます。
仮に今の年収が相場より低いということであれば、あなたが思っているよりも市場価値は高いかもしれません。
逆に相場より高ければ、今の会社の報酬が充実していることがわかります。
無料で利用できるので、まずはぜひ業界最大手のリクルートエージェントでキャリア相談を利用してみてください。
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②ミイダスに登録する
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まとめ:当たり前に転職するのは簡単ではない
以上、この記事のポイントをまとめます。
ポイント
- 転職が当たり前を後押しする要因が今の日本にある
- 転職が当たり前の時代でも転職できるのは明確な理由がある人だけ
- この先生き残るには実力を示し、成果を残すこと
- 自分の市場価値を定期的に把握しておくこと
転職したいときにできる状態を整えておき、この転職が当たり前の時代を生き抜いていきましょう。
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