こんにちは、たつのです。
最近は国が男性の育休の取得をどんどん後押ししていますよね。
ぼくも周りの友人が3ヶ月くらい育休をとっていたので、「子供ができたら、自分も絶対育休とる!」と心に決めていて、実際に出生から3ヶ月の育休を取得しました。
取得してみて感じた男性が育休をとるメリットは、生まれたばかりの子供との貴重な時間を確保できることはもちろん、家族との絆を深めたり、キャリアを見つめ直すよい機会になったことです。
特に奥さんとこれからも仲良く円満に生活していきたいと考えているなら、育休を取ることを強くオススメします。
この記事では、実際に育休を3ヶ月取得したぼくが感じた、男性育休のメリット・デメリットと育休をとるときの注意点をくわしく解説します。
パパが育休を取ったことに対する奥さんの感想もあるので、実際にこれから育休を取ろうか迷っているパパだけでなく、パパに育休をとってほしいママにも参考になるかと思います!
この記事を読むと、男性が育休を取るべき本当の理由がわかります。
育休(育児休業制度)って具体的になんだっけ?という場合は、こちらを参照してみてください。
この本でも男性の育休の現状について、面白く、かなりわかりやすく紹介されているので、育休を迷っている人に特におすすめです。
目次
男性の育休取得率はじわじわ上昇中
昨今、男性の育休取得率を上げていこうと国が後押していることもあり、2020年には男性の育休取得率は過去最高の12.65%をマーク(出典:厚生労働省|令和2年度雇用均等基本調査)。
国は2025年までに男性育休の取得率を30%まで押し上げる目標をかかげており、今後も取得率は上昇していく見込みです。
男性が育休を取得しない理由はさまざま
すこしずつ男性の育休が増えつつも、まだまだ取得に至らないケースも多く。
最新の男性が育休を取得しなかった理由は、「収入を減らしたくなかったから」が41.4%のダントツで、ついで職場環境や今後のキャリアに懸念があって断念した人が多いです(出典:厚生労働省|令和2年度厚生労働省委託事業)。
たしかに、男性が育休を取るデメリットも。
しかし、デメリットを上回るくらい取得するメリットって大きいんです。
それでは、男性が育休を取得するデメリットやメリットは具体的に何があるのか、実際に育休を取得して感じたいくつかを解説していきます。
パパが育休を取得する3つのデメリット
ぼくが実際に育休を取得して感じたデメリット3つです。
1つずつくわしく解説していきます。
男性育休のデメリット
- 月収入が若干減少する
- ボーナスが減る可能性がある
- キャリアのチャンスを逃す可能性がある
1.月収入が若干減少する
育休を取ると、雇用保険から育児休業給付金が支給され、社会保険料は免除されます。
しかしながら、育休中、住民税は支払わなくてはいけないので、その分、毎月の収入は若干ながら少なくなってしまうのは事実。
ただし、育休期間に受け取った育児休業給付金は非課税なので、今年の所得額が減れば、翌年の住民税が下がり、正直、減少した分はほぼ取り返せる計算です。
ちなみに、以下の算出に基づいて、育児休業手当が支給されます。
▼育児休業給付金の計算
休業開始時賃金日額(※)×支給日数(通常30日)×67%
※育休開始前6か月間の総支給額(賞与を除き、残業手当や交通費、諸手当を含む)を180で割った額(参考:厚生労働省|Q&A~育児休業給付~)
▼育休中の実質の月収入(住民税が毎月の給与から引かれている場合)
= 育児休業給付金 − 毎月の住民税
だいたい、総支給額の67%の額が最初の半年に支給されますと思っていて大丈夫です。
具体的な金額はこちらのサイト「あなたの産休・育休の期間と金額を自動計算します。」自動計算できますので、一度試してみてください。
2.ボーナスが減る可能性がある
ボーナスの支給条件として、特定の期間に休業しているとその分支給額が減る可能性があります。
これは会社の就業規則で規定されているはずなので、事前に確認しておきましょう。
3.キャリアのチャンスを逃す可能性がある
休業期間が長くになるにつれて、休業期間中に不意にやってくる仕事のチャンスを掴み損ねる可能性があります。
もし、将来のキャリアが気になる場合は、取得期間を短くしたり、2回に分けて取得すれば、そこまでキャリアへの影響はありません。
長期間が難しい場合は短期間の取得を検討してみてください。
ちなみに、2回の育休を男性が取得する場合は、産後8週以内に一度取得している必要があります。
男性が育休を取得する5つのメリット
男性育休のメリット
- 子供とのかけがえのない時間を確保できる
- ママの精神的・身体的負担を激減できる
- ママとの絆を深められる
- 今後のキャリアをじっくり考えられる
- 空き時間を自分のために使える
- 復帰後は絶対残業したくない気持ちが強くなる
1.子供とのかけがえのない時間を確保できる
特に生まれたばかりの赤ちゃんは毎日ものすごいスピードで成長します。
可愛い子供の貴重な成長の機会にどっぷり浸かって、育児できることはホント幸せすぎます。
2.ママの精神的・身体的負担を激減できる
見逃されがちな、産後ママの負担。
パパが育休を取って、日中赤ちゃんの面倒を見てあげることで、ママの負担をだいぶ解消することができるんですよ!
なぜかと言うと、出産後の体が回復していないことと、また生まれて1ヶ月の赤ちゃんには夜中も含め、3時間おきにママが授乳する必要があるからです。
つまり、日中にママの代わりに赤ちゃんを見ることができる人がいないと、どうしてもママの睡眠不足を解消してあげられないんです。
しかし、パパが育休を取っていれば、日中にママががっつり休めるので、精神的・身体的にもママの負担を軽減することができます。
しっかり育児・家事のサポートをすることで、奥さんが穏やかな気持ちでいてくれます。
3.ママとの絆を深められる
ママのパパへの愛情は結婚直後がピークで、出産を機に急落し、代わりに子供への愛情がググッと上がっていきます。
重要なのは、出産後にガッと下がった愛情はパパが一緒に育児をすることで回復させることができるということです(参考:東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長|渥美由喜著「夫婦の愛情曲線の変遷」)。
逆に育児をママに任せっきりになってしまうと、ずっとママの愛情は低迷したまま・・・。
奥さんから愛され、仲良くやっていきたいのであれば、一緒に育児をして、絆を深めることを強くおすすめします。
4.今後のキャリアをじっくり考えられる
毎日忙しく仕事をしていると、一旦立ち止まって自分の今後のキャリアと向き合う機会って意外とないんですよね。
「今のままの仕事でいい?」
「自分がやりたいことは今の仕事?他にはない?」
「このまま順調にキャリアアップできたら、その後のキャリアプランは?」
など、育休を取って、仕事から離れることで、これからのキャリアプランをどうするのかを仕事をしているときよりも考えやすくなります。
興味のあるキャリアを持った人に社員訪問
キャリアのプロにキャリアを相談
転職エージェントにキャリアを相談
興味のあるキャリアを持った人に社員訪問
キャリーナという社員訪問できるサービスを利用すると、気になる会社で働いた経験のある人から経験談をオンラインで聞くことができます。
興味のある職種や会社があれば、キャリーナでその気になるキャリアを持っている人をぜひ探してみてください。
実際に経験者の話を直接聞くことができれば、自分の将来としてそのキャリアがアリかナシか、今後のプランをより明確にすることができます。
ぜひ気になるキャリアがあれば、キャリーナをぜひ無料で登録してみてください。
careena(キャリーナ)公式HP:https://careena.jp/
-
関連記事careena(キャリーナ)は利用すべき!評判と使ってみた感想を解説
キャリアのプロにキャリア相談
会社の同僚や先輩、友人、家族に仕事について相談をして話をきいてはもらえるものの、聞いてもらっておわり。
なかなか具体的な解決策がみつからないといった経験はだれもがあるのではないでしょうか。
実は世の中にはキャリアのさまざまな悩みを相談することができるキャリアのプロがいます。
キャリアのプロに直接相談するメリットは、転職を前提とせずに第三者的にあなたに寄り添ったキャリアの不安や悩みを解決するためのアドバイスをもらうことができることです。
キャリアのモヤモヤをほおっておくと...
- 仕事に集中できない
- 人生の目標を見失う
- プライベートも楽しくない
といったように、早くに解決できるかできないかで、仕事だけでなく、プライベートの充実度も変わってきてしまうので、まずは気軽に相談することをおすすめします。
サービス自体は決して安くないのですが、初回のカウンセリングは無料で受けられるので、かなりおすすめです。
カウンセリングを通して、いまのモヤモヤの原因やどうやって解消していくのかを提案してもらえるので、答えのない悩みの突破口がみるかるかもしれません。
- マジキャリ キャリアだけでなく「人生」に寄り添うキャリアコーチング マジキャリの公式HP
- POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア) 将来のベストな選択が見つかるキャリア相談 ポジウィルキャリアの公式HP
転職エージェントにキャリア相談
先ほどご紹介したキャリア相談と異なり、転職エージェントでは、「転職を前提とした」キャリアの相談が可能です。
- 自分の市場価値
- 自分と同じような経歴の人がどんなキャリアを辿っているか
- 今後のキャリアの選択肢
希望のキャリアが今の会社で描けない場合は、具体的にどんな転職先があるのか、また転職に必要な経歴やスキルをエージェントに教えてもらうことができます。
今すぐの転職だけでなくとも、近い将来の転職も含めたキャリア設計には転職エージェントも有効活用しましょう。
-
関連記事リクルートエージェントの評判は?利用すべき人まで利用者が徹底解説
5.空き時間を自分のために使える育児家事
育児や家事以外の時間は、自分の趣味や副業、スキルアップのための勉強に使うことができます。
通常であれば、平日は仕事して、疲れてるけど、育児と家事をやってその後に時間があれば・・・。くらいの感じですが、育休中は、空き時間を自分の好きな時間に使えます。
実際、生後1, 2カ月くらいは赤ちゃんは日中も寝ていることが多いので、思っていたよりも時間がありました。具体的には、妻と交代で赤ちゃんを見ている感じだと、少なくとも5〜6時間は自由な時間を持てます。
なので、「まとまった時間を使いたい!」という人にとっては、うってつけです。
6.復帰後は絶対残業したくない気持ちが強くなる
仕事の代わりに育児に専念していると、復帰したときに、いかに残業せずに効率よく仕事をするかを強く意識するようになりました。
育休を取って育児をメインで生活していると、復帰後の仕事面でもよい影響がありますよ。
パパ育休はママの目にどう映った?
我が家は、ぼくが出産後から育休を取ることを条件に、里帰りはせず、自宅の近隣の病院で出産し、退院後からふたりで子育てする体制でした。
そんな中で始まった育児で、育休を3ヶ月取ったことについて、どうだったのか感想を実際にぼくの奥さんに聞いてみました。
- 自分一人で育児しなきゃっていうプレッシャーはなく、穏やかな気持ちで子供に接することができた
- 平日も日中に1人の時間を持てて、仮眠も取れた・日中の家事も2人で分担できた
育休を取り始めて間もなくして、「育休を取ってくれて本当によかった」と何度も言ってくれたのを覚えています。
それだけ、奥さんとしても、満足度がかなり高かったようです。
育休を取得するときの注意点3つ
早めに育休取得時期を上司に相談する
育休の取得期間にもよりますが、上司はあなたの仕事を引き継ぐ先を決めなくてはなりません。
リソースの調整がスムーズにできるように、余裕を持って早めに上司に報告しましょう。
信頼できる上司であれば、妊娠2, 3ヶ月くらいになってからひとまず報告して、リソース調整のために他のマネージャーに伝えるのは日が経ってからにしてもらうのも良いですよ。
育休を取れるのが当たり前だけど当たり前と思わない
国の制度で当たり前に取得できる育休ですが、当たり前と思わず、育休を取るために調整してくれる上司や同僚に感謝の気持ちを伝えることを怠ってはいけません。
円満に育休を取れるように、職場にお礼の気持ちを伝えましょう。
育児だけでなく家事でも活躍する
特に奥さんが里帰りせずに出産して、自宅で夫婦を中心に子育てを始める場合、パパの家事は必須です。
なぜなら、産後1ヶ月くらいは、お産後の体の回復のため、ママは安静にしている必要があるから。
そのために、育休を取ったらパパが家事をやらなくては家の中は回りません。
育休を取るからには、しっかり育児をして、ママをサポートしましょう。
ただ、掃除、洗濯、料理全部を自力では結構大変なので、なるべく自動化して負担を減らすのが得策ですよ。
- お掃除ロボットを導入する
- 乾燥機付き洗濯機にする
- 食洗機をつける
- 調理いらずの宅配食材を定期的に購入する
まとめ:男性の育休は自分だけでなくママにもメリットが大きすぎる
以上、男性育休のメリットについて、実体験を元に解説しました。
男性の育休取得のポイント
- ママの負担を減らせる
- 家族との絆を深められる
- 自分(のキャリア)と向き合う時間をたっぷり取れる
パパが育休をとるメリットは大きすぎます。
ただし、デメリットもあるので、奥さんと一緒に育休取得についてぜひ相談してみてください。
育休をとれば、思い切って取得してよかった!と思えるはずです。
\ この記事が気に入ったらシェアしよう!/