こんにちは、たつのです。
と悩んでいませんか?
会社員として働いていれば、年1回の昇給が大体の企業でありますが、その昇給率の平均は1.7%で額として平均4,940円です。(出典:厚生労働省|令和2年賃金引上げ等の実態に関する調査の概況)
12ヶ月分で考えても、せいぜい年間6万円の計算です。
お金を稼ぐって難しいですね・・・
とは言っても、今の世の中、楽して年収を上げる方法は正直ないので、正攻法で攻める必要があるわけです。
特に、会社員として稼ぐために、20代のうちに年収を上げておく「準備」をしておかないと、30代になってから「思っていたほど上がっていない...」となりかねないので、年収を上げる方法を20代のうちに知っておくことはとても重要です。
そこで、この記事では、正攻法となる20代で年収を上げる方法を詳しく解説します。
記事を読むと、将来年収を上げるために、20代のうちに何をするべきかがわかります。
目次
会社員が年収を上げる方法は限られている!
冒頭にも触れましたが、残念ながら会社員で年収を上げる方法ってほとんどありません。
僕自身、20代の時は会社で年収を上げることを常に考えていました。
今の外資系企業への転職もそのうちの1つで、20代後半で転職してから3年間で、会社の給料が基本給だけで300万円アップしています。
そんな経験を踏まえての4つの年収をアップさせる方法です。
会社員が年収を上げる方法4つ
①投資
②副業
③昇格・昇進
④転職
年収を上げる方法を知っていると知らないとでは、近い将来大きな差が出てきてしまいます。
20代のうちから、いかにして今の給与水準を上げることができるのかを考えていきましょう!
その1:投資
投資の特徴
- 少額、100円から積み立てられるものもある
- 資産として増やすためには中長期的な時間がかかる
- 元本割れのリスクがある
- 専門知識が必要
銀行の利息は微々たるもので、銀行にお金を預けていても全くと言って良いほどお金は増えません。
投資は少額、100円から積み立てられるものもあり、資産を中長期的に徐々に増やしていくことが可能です。
しかし、投資全般として、投資した掛け金よりも価値が下がってしまう元本割れのリスクもあるので、専門知識も学びつつ、投資をする必要がなります。
投資の一例です。
- 投資信託
- 外貨預金
- 国債
- 株式
- FX
- 暗号資産(仮想通貨)
- 不動産
- 金
また、株式の配当金や不動産の家賃収入以外では、毎年一定の現金がふところに入ってくるというよりかは、資産として膨らましていくイメージで、年収を上げるという感覚からはやや遠いです。
20代から始めておきたい投資
▼初心者でも比較的始めやすい投資
iDeCo
積み立てNISA
持ち株制度で自社株購入
掛け金に応じて毎年税控除が受けられるiDeCoや積み立てた投資信託で発生した利益が20年間非課税になる積み立てNISAは、まさに少額から毎月積み立てることができます。
20代のうちから、無理のない範囲でうまく投資できれば、10年後20年後で銀行に預けているよりも資産を増やせます。
もちろん投資する商品次第で元本割れのリスクはありますが。
また、今の会社に自社株を割安で購入できる制度があれば、購入してみると良いですよ!
市場価格より株を安く購入できることで、お得ですし、持ち株数が増えれば、配当金も定期的にもらえます。
iDeCoや積み立てNISAがはじめての場合は、この本を読めば、初心者おすすめ銘柄を教えてくれるだけでなく、お金の知識もサクッと学べるのでオススメです。
その2:副業
副業の特徴
- 投資よりも短期的に収入を増やせるチャンスがある
- 副業を通して成長できる
- 副業禁止の会社もある
- 今の会社の就業時間外で活動する必要がある
副業を解禁する会社も増えているようですが、副業している正社員(会社役員は除く)の割合は、2020年でわずか5.9%です(出典:第133回 労働政策審議会安全衛生分科会(令和2年)|副業・兼業に係る実態把握の内容等について)。
また、副業している人の収入で1番多いのは、月5~10万円未満です。
これは正社員以外の自営業、フリーランスなどの副業している人全体での収入なので、正社員が通常の会社員業もこなしながら、副業として収入を得ているかは定かではありません。
ただ、副業が解禁されている会社であれば、副業をすることで年収をいくらか上げることは実質可能です。
副業の一例です。
その3:昇格・昇進
出世の特徴
- 昇格・昇進が上がれば、年収数十万~百数十万円は上がる可能性がある
- 実力を認められる必要がある
- 必要なスキルの条件がある場合も
まず、昇格と昇進の違いです。
▼昇格
等級制度における資格等級が上がること
▼昇進
組織上の職位(部長、課長など)が上がること
出典:日本の人事部|等級制度
一般的に昇進するとどれくらい年収が上がるかというと、おおよそ50~100万円です。
もちろんどれだけ上がるからは会社によって異なりますが、ある程度まとまって昇給があるのが、昇進の魅力です。
また、等級制度の会社でも、等級が上がることで同様に昇給があるのが一般的です。
いかに昇格・昇進を重ねられるか
早くに年収を上げるために重要なのが、若いうちに昇格・昇進をどれだけ重ねられるかです。
昇格・昇進に必要なこと
- 実力主義の会社であれば、実力を成果で示す
- 上司・同僚から信頼を得る
- グローバル日系企業あるいは外資系企業であれば英語力を身につける
実力を示し信頼を得る
僕自身、外資系企業で3年で2回昇格を経験しています。
昇格・昇進を周りより早く重ねるために、僕が意識していることでもあり、周りの評価されている人に共通することがあります。
それは、目標を超える成果を上げて実力を示すことと、周囲から「〇〇さんに任せておけば安心だ」と思ってもらえることです。
実力主義において、目標の達成は普通で、周囲より評価されるには目標を上回る結果が求められます。
また、ポジションの空きができたときに、実力と信頼があれば、あなたを上司から推薦してもらえます。
ビジネスレベル以上の英語力を身に付ける
英語を使える人材は重宝され、昇格・昇進の条件になっている会社もありますよね。
これから上へ登っていくためには、グローバルな会社であれば、ビジネスレベル以上の英語力を身につけておくことを強くオススメします。
その4:転職
転職の特徴
- 転職時に年収アップが期待できる
- より昇給しやすい業界や会社に転職も可能
転職も昇格・昇進と同様に、うまくいけば、数十万以上の年収アップが期待できます。
ただし、転職すれば必ず年収が上がるというのは誤解で、全く上がらなかったり、むしろ下がるケースもあるので要注意です。
転職で年収が上がるのは40%程度
実は2020年に転職した20代のうち年収が上がったのは約37~47%です。
これは30代でも同様の割合です。(出典:厚生労働省|令和2年雇用動向調査結果の概要)
転職で年収を上げるポイント
転職で年収を上げるポイント
- 今の職種のスキル・経験を活かせる会社へ転職
- 給与水準の高い業界へ転職
- 規模の大きい会社へ転職
- 実力主義の会社へ転職
まず前提として、転職先の年収は前職の年収に依存するので、転職前にできるだけ、年収を上げておくのが転職時に年収を上げる鉄則です。
それを踏まえて、1つずつ解説します。
今の職種のスキル・経験を活かせる会社へ転職
第一に、これまでのキャリアを活かせる会社であれば、あなたのの市場価値が高くなり、年収は上がる傾向です。
給与水準の高い業界へ転職
業界によって給与水準は変わり、例えば、同じ営業職でも業界によって年収は異なります。
つまり、転職時に年収を上げるためには、いかに平均年収が高い業界・会社に転職できるかにかかっています。
Dodaの2020年のアンケートによると、20代で1番平均年収が高い業界は、金融、メーカー、IT/通信、建設/プラント/不動産、総合商社でした(出典:doda|平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報))。
なので、今の経験を活かせる、かつ、これらの年収が高い領域を狙うのがポイントです。
規模の大きい会社へ転職
一般的に会社規模が大きくなるほど、年収は高い傾向です。(参考:内閣府|第2章 多様化する職業キャリアの現状と課題(第1節))
これは、別のデータで見ても、規模が大きい会社ほど平均年収が高いのがわかります(出典:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査)。
要するに、今の会社の規模が中小規模であれば、同じ業界の大規模の会社に転職すると、年収アップが期待できます。
実力主義の会社へ転職
これは「転職時」ではないですが、実力主義の会社へ転職し、そこで成果を上げて年収を上げる選択肢もあります。
特に、今の会社が年功序列で、実力があっても昇格・昇進ができない状況であれば、年収が上がるものも上がりません。
成長志向であれば、実力主義の会社を選択肢の1つとして考えてみてください。
転職で年収が下がるパターン
考えておかないといけないのが、年収が下がるパターン。
転職で年収が下がるパターン
- 今までのキャリアが生かせない業界への転職
- 離職理由がネガティブ・家庭の事情・会社の都合
- 入社を決める理由で年収の優先順位が低い・とにかく職に就きたい
- 大企業からの転職
今までのキャリアが生かせない業界への転職
未経験への転職は、あなたのこれまでの経験が活かせない可能性が高いです。
すると、あなたの市場価値が低くなり、年収も上がらない傾向です。
離職が特定の理由
結婚、出産・育児、介護・看護などの特定の離職理由の場合、その後パート勤めになることが多い背景から正社員の時と比較して、年収は下がってしまうと考えられています(参考:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査)。
入社を決める理由で年収の優先順位が低い
通勤条件を優先したり、とにかく早く職に就きたいような場合は、年収がいくらになるのかは優先順位が低くなりがちです
その結果、年収が前職より下がる結果になります(参考:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査)。
大企業からの転職
年収を上げるポイントでご紹介したように、年収は会社規模の影響も受けます。
一般的に会社規模が大きくなるほど、年収は高い傾向で、逆に大企業から規模の小さい企業への転職では年収は下がってしまいます。(参考:内閣府|第2章 多様化する職業キャリアの現状と課題(第1節))
「大企業で成果を上げているから中小企業でも年収を上げられるでしょ!」という考えは禁物です!
まとめ:20代からできるものは全て活用して年収を上げよう
結果的に、ご紹介した手段をできるだけ活用した方が年収を上げるには効果的です。
ポイント
- 投資は簡単なものから始めてみる
- 会社が副業OKなら試しに何かやってみる
- できるだけ昇格と昇進を重ねて年収を上げられるところまで上げる
- 実力が伴えば年収が上がらなくなったら、転職して年収を上げる
特に転職するにしても前職の年収を基に転職後の年収が決まります。
なので、会社員としての収入を増やすためには、転職だけでなく、出世を重ねることが重要といえます。
周りと差をつけるために、20代のうちからできるものを多く活用して年収を上げましょう。
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