気をつけたほうがいいこともあれば知りたい。
ぼくが外資系企業へ転職したときも、どんな感じで英語面接が行われるのか、気をつけたほうがいいポイントとか気になりながら進めていました。
外資系企業では、応募者の英語力を見極めるために、基本的には英語面接はあると思っておきましょう。
この記事では、そんな外資系企業の面接の特徴から、英語面接のポイントや気をつけるべきところを詳しく解説します。
記事を読み終えると、外資系企業の面接を攻略するためのノウハウを得ることができます。
「はじめての外資系転職を成功させる方法全9ステップ【外資社員が教える】」では、はじめての外資転職のロードマップやおすすめの転職エージェント3選も公開しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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あわせて読みたいはじめての外資系転職を成功させる方法全9ステップ【外資社員が教える】
目次
外資系企業の面接の特徴とは
外資系企業の転職時の面接の内容は、日系企業とは特に変わりません。
ただし、外資系企業の採用面接の特徴として、英語面接もあるので、外資系企業の面接の特徴をみていきましょう!
英語面接はない場合も
外資系企業の面接で特徴的なものといえば、英語面接です。
外資系企業で必ず英語面接が取り入れられているかというと、必ずしもそうではなく、英語面接がないところもありますが、だいたいあると思っていたほうがよいです。
ちなみに、複数回ある面接のうちの1度は、面接官は採用する部署や部門のトップが担うことが多いです。
そのため、トップが外国人だと、もちろんその人と英語で面接するなんてこともあります。
英語面接は通常の採用面接
英語面接は通常の採用面接を英語でやりとりする感じです。
僕の場合は、面接官が日本人で、面接の初めは日本語で、途中から一部を英語でやりとりしました。
面接は複数回
新卒採用時の面接も3回くらいは当たり前にありますが、転職でもこれまでみてきた採用情報では、面接回数は2、3回でした。
僕が過去に受けた面接も2回です。
外資系企業の面接前の準備
非常に重要な面接を攻略するためには、事前準備が必要です。
なぜなら、この事前準備をしっかりすることで、面接の時に説得力のあるエピソードを話すことができ、あなたが即戦力になれることをアピールできるからです。
事前準備のポイントは具体化
まず、事前準備の際のポイントとしては、具体性を意識することです。
その理由は、エピソードに具体性があると、面接官もその光景をイメージしやすくなり、状況を理解してもらいやすくなるからです。
事前準備でエピソードを練るときは、具体的な数字を入れたり、5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)を意識する
実際に転職エージェントとともに僕が転職のときに準備したことをご紹介します。
1. 自分と向き合う
自分のことをよく知らないと面接で話すことができないので、「自分と向き合うこと」はとても重要です。
誰しも一度は自己分析をしたことがあると思いますが、人は数年経つと成長し、強みや弱みが変化しているものです。
なので、自分のことをよくわかっているという人でも面接前には必ず自己分析しましょう。
自分の強み・弱み
転職で得たいもの
今後のキャリアの目標(直近5年、10年)
エピソードを整理する
特に、強みは自己アピールに必須なので、可能な限り多く、そして具体的な強みを発揮したエピソードを書き出してください。
自己分析をする際は、マインドマップ を使うと、自分を深掘りできるので、箇条書きとかにして考えるよりも圧倒的に整理しやすいです。
もし、PC上で描きたいということであれば、無料で使えるXMindがオススメですよ。
強みはSTARの構成で説得力が増す
ただただ面接で「わたしの強みは〇〇です。」というだけでは、「本当に?」「実際のエピソードはある?」とすぐ返り討ちにあいます(笑)。
そうならないためにも必ず「STAR」の構成で強みを説明できるように振り返り、整理しましょう。
- Situation(状況)
エピソードの状況や背景 - Task(課題)
直面した課題やあなたの役割 - Action(行動)
解決するためにどのような行動をとったか - Results(結果)
どのような結果になったのか(数字などをまじえ、定量化できるとGOOD)
2. 過去の経験・実績の整理
集団の中で自分がどういう役割を担っていたかをはじめに整理すると、そこからどういうことがうまくいって、どんなことに苦労したか考えやすいです。
チームやプロジェクト内での自分の役割
成功したこと
苦労したこと・そこから学んだこと
3. 企業・業界研究
今の会社と同じ業界の会社ということで、よく会社のとこをよくわかっていても、最低限はさらっと以下の企業情報には目を通しておきましょう。
もしかしたら、面接時に話題にあがるかもしれません。
会社のミッション
求める人物像
製品・サービス
企業の強み
業界での企業の立ち位置
業界の専門用語(英語)
というのも、僕の場合、面接で聞き覚えのない英語の略語を使った質問をされ、「これのことかな?」と文脈から判断して回答してことなきを得た経験があります…
さらに、入社してから転職を後悔しないためにも、その会社のことをよく知ることは重要です。
僕が転職するときに利用した企業研究をするときの手段をご紹介します。
①企業ホームページ
企業に関する情報は、ほとんど企業のホームページへアクセスすることで確認することができます。
しかし、これだけだと、あくまでも「表面的」な情報にとどまり、実際の会社や社員の雰囲気や働く環境はイメージしにくいという欠点があります。
②OB/OG・知り合い訪問
僕の場合、たまたま知り合いが希望する会社で働いていたので、友人から連絡先を聞いて、直接会って会社の内情について話を聞きました。
会社の中にいる人から聞かないとわからないことの方がもちろん多いので、実際に希望する会社で働く人の生の声はかなり有益です。
キャリーナはFacebookのアカウントで無料で登録ができて、実際に就業経験がある人から企業の話を聞くことができるサービスです。
関連記事careena(キャリーナ)は利用すべき!評判と使ってみた感想を解説
③転職エージェント
転職エージェントでは、
応募する企業で過去どんな人が選考に合格したか
といった他では得られない情報を手に入れることができます。
実際にあなたの希望の会社から内定をもらった人の特徴を聞くことで、この会社にどんな人が合うのかをイメージしやすくなるだけでなく、上でご紹介した自己分析や自分の実績の見直しの際に、
「その人と同じで、自分もこんな強みがあるな」
「そういえば、こんなエピソードもあったな」
など、見落としていた自分の新たな気づきが得られます。
ぼくは求人の応募前にはエージェントに聞いて、会社が求める人物像を最大限イメージしていました。
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関連記事外資系転職に強いおすすめ転職エージェント11選【外資社員が徹底解説】
4. 志望動機の推敲
上記1~3. の整理をしてから、「なぜこの会社じゃないとダメなのか」を明確に志望理由を練ります。
企業の特徴+自分がやってきたこと・これからやりたいことを組み合わせると、「その会社を選んだ理由」が明確になり、さらに説得力もでてきます。
5. よく聞かれる質問の確認
初めての転職の面接は、どんなことを聞かれることがあるのかをイメージしておくと安心です。
ただ、これは余裕があればでOKです。
よくある質問をチェックして、「こんな質問もあるのか、どんなことを話そうかな」くらいに整理しておくと、当日話すエピソードが出てこなくて焦ることもありません。
きっちり回答を考えるのは時間の無駄なので不要です!
面接を受ける企業でよく聞かれる質問は、転職エージェントであれば、情報持っているので教えてもらいましょう。
英語面接がうまくいく3つのコツ
ぼくは初めての英語の面接の時に、英語が全く話せない状態だったこともあり、すごく不安で肩に力が入っていました...(笑)
でも、英語面接は採用面接が英語になるだけなので、大丈夫です、そんなに硬くかまえる必要はありません。
そんな英語が全く話せない状態で英語面接を経験し、そこから学んだコツ3つをご紹介します。
1. 結論から話す
質問に対して、必ず結論から始め、次に考えの根拠を話すようにしましょう。
これで相手に伝えたいことが確実に伝わるようになります。
Why do you want work in this company? なぜこの会社で働きたいのですか?
- I have two reasons. その理由は2つあります。
- Because ~. なぜなら〜
What is your strength? あなたの強みは何ですか?
- My strength is ~. 私の強みは〜。
2. 聞き取れなかったら聞き返す
相手の質問がうまく聞き取れなかったら、迷わず遠慮なく聞き直しましょう。
曖昧に回答して「この人質問が理解できていないな」と思われるのを防ぐためです。
Could you please repeat that? もう一度繰り返していただけますか?
Could you please say that again? もう一度言っていただけますか?
しっかり質問を理解できないまま、チグハグな回答をしてしまうと逆効果なので注意しましょう。
3. 丸暗記しない
英文は丸暗記はせず、自分が伝えたい要点のみ抑えて、自分の言葉で話しましょう。
特に初めての英語面接では緊張して、丸暗記していると、飛んでしまってなにも回答できなくなってしまうリスクがあります。
僕も転職当時は全く英語が使えなかったので、まずはセリフを文字におこしましたが、面接前には「この質問されたら、このキーワード」「こっちの質問は、あのキーワード」という感じで、一番伝えたいキーワードだけは質問と紐づけて話ができるようにしておきました。
また、英語を話すのが得意でないとスラスラ単語が出てこないと思いますが、自分の考えをストレートに伝えることに集中して、焦らずゆっくり話しましょう。
外資系企業の面接でみられることと対策のポイント
事前に提出する履歴書や職務経歴書だけでは、企業側は「あなたがどんな人で求めるスキルを持っているのか」はわかりません。
書類からわからない部分を確かめるのが面接です。
では、面接では具体的にどんなところを重点的にみられるのか確認しましょう。
英語面接で見られるのは英語力と英語への抵抗力
応募資格に英語中級レベルやTOEIC〇〇〇点などと目安が記載されている場合、そのレベル相応の英語力があるかを英語面接の中でチェックされます。
ただし、入社時点で英語が話せなくても問題ない場合は、「どれだけ英語ができるか」よりも将来性のために「英語に対する抵抗がないか」がみられる傾向もあります。
その場合は、英語の質問に対して、自分の言葉で言い切ることで、英語に抵抗がなく、なんとか対処しようとするをみてもらうことができます。
繰り返しになりますが、面接官の英語がうまく聞き取れなければ質問を繰り返してもらえるようにお願いして、途中であきらめずに回答しよう。
入社後活躍できる・会社とマッチする行動特性があるか
「あなたの強みは何ですか?」という質問は採用面接では定番です。
これは入社後あなたが活躍できるかどうか、そして会社とマッチする行動特性があるかどうかを見極めるためです。
もう少しかみ砕くと、
「この人ならこの強みを入社後も十分活かせるイメージができる」
「この人は問題なく、うちの会社の雰囲気にマッチして活躍できるだろう」
そう思ってもらわなければ、内定を勝ち取ることはできません。
仕事の知識・スキル
こちらも応募資格にある経験・スキル・実績を満たすかを面接官はみます。
そのため、ここでは、あなた自身のことを掘り下げるのではなく、「こういう場合、どう対応しますか?」とか、具体的な事例をもとに、あなただったらどのように考えて行動するかを質問されるようなケースもあります。
実際に僕も面接の時に、専門知識や判断が問われる質問をされましたが、そこでのポイントは「自信を持って自分の考えを話す」ことです。
質問の内容次第では答えがない場合もありますので、いかに自分の考えを論理的に伝えられるかがミソです。
これまでのキャリアに自信を持って自分の考えを伝えよう
前向きな姿勢
外資系企業では実力主義が主流で、目標に向かって自ら前進できる人が求められます。
僕の周りではそういった人は仕事に対する熱意が人一倍あります。
自分自身が面接で意識したことでもありますが、感情を込めてジェスチャーも合わせながら話すことは、相手に仕事や企業に対する熱意を伝えるのに効果的です。
そして、会社や仕事に対しての熱意が伝われば、「この人には入社後活躍してもらえそう」と面接官に感じてもらえるはずです。
熱意が伝わるように時折感情を込めて話そう
コミュニケーション力
コミュニケーションと聞くと非常にざっくりしていますが、基本的なコミュニケーションスキルはおさえておきましょう。
相手の目を見る(目を見るのが苦手な場合は、眉間あたり)
相手の話を聞く力
わかりやすく相手に伝える力
外資系企業には様々なバックグラウンドや異なった価値観をもつ多様な人材が集まっていますし、文化が全く異なる海外の人と連携を取る必要があります。
そのような社員と良好な人間関係を構築していく上では、上のいずれも欠かせない基本的なスキルです。
面接中はこの人と働きたいと思ってもらえるように、面接官と丁寧なコミュニケーションを取ろう
入念な準備で一緒に働きたいと思ってもらおう!
自己分析などの事前準備は、面接であなたをアピールするための土台になるものです。
準備段階で自分の実力を示すための具体的な材料をかき集めて、面接の対策をしましょう。
特に外資系企業の採用面接をかいくぐるには、外資に強い転職エージェントのサポートが必須です。
実際に利用しておすすめできるエージェントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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外資系転職に強いおすすめ転職エージェント11選【外資社員が徹底解説】
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